2022.08.21

FIBAがW杯開幕に先立ち出場国のパワーランキングを公開…日本は12チーム中4位に

2月のW杯予選では1勝1敗の成績を収めた女子日本代表[写真]=fiba.com
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 開幕まで約1カ月に迫った「FIBA女子バスケットボールカップ2022」。開催に先立ち、FIBAは現時点での出場国のパワーランキングを公開した。今回の順位表は第3弾であり、2月に公開された第2弾でランク付けされていた国に関しては順位変動を表記する(変動がない場合は-)。

■12位 マリ
 FIBAワールドランキング37位のマリ。2月に行われたワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループB)では惜しくも中国(同7位)、ナイジェリア(同14位)を相手に2連敗を喫してしまうが、ナイジェリア戦では格上を相手に69-73と接戦を繰り広げた。本戦では日本と同じグループBに配置されている。

■11位 プエルトリコ
 FIBAワールドランキング17位のプエルトリコ。得点力、そしてゴール周りのディフェンスが同国の課題として挙げられているが、身長約190センチのマイア・ホーリングスヘッドを帰化選手として迎え入れるなど、ロスターの強化に成功している。本戦ではグループAに振り分けられた。

■10位 韓国(+2)
 FIBAワールドランキング13位の韓国。2014年、2018年のワールドカップでは未勝利に終わったものの、ワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループA)ではブラジルに76-74で勝利を収めた。本戦はアメリカ、中国らと同じグループAに属している。

■9位 フランス(-)
 FIBAワールドランキング6位のフランス。東京五輪では銅メダルに輝くなど、今大会でも好成績が期待されるチームの一角だ。ワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループB)は中国、ナイジェリアに敗れるなどして、1勝2敗で締めくくっている。本戦は日本と同じグループBに入った。

■8位 ボスニア・ヘルツェゴビナ(-)
 FIBAワールドランキング26位のボスニア・ヘルツェゴビナ。2月に行われたワールドカップ2022予選(大阪会場)では、日本との直接対決を87-82で制している。2016年のWNBAドラフトで6位指名され、柔らかなシュートタッチとパスが光るジョンケル・ジョーンズには注目が集まるだろう。本戦はアメリカらとともにグループAに配置された。

■7位 セルビア(-1)
 FIBAワールドランキング10位のセルビア。ワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループA)ではオーストラリア、韓国、ブラジルを相手に3戦全勝を果たし首位に輝いた。本戦は日本と同じグループBに振り分けられている。

■6位 カナダ(-1)
 FIBAワールドランキング4位のカナダ。ワールドカップ2022予選(大阪会場)では、日本と延長戦までもつれる激戦を展開しており、ミネソタ・リンクスのブリジット・カールストン、ナタリー・アチョンワらを擁している。本戦ではグループBに配置され、日本との再戦が実現することとなった。

■5位 ベルギー(-1)
 FIBAワールドランキング5位のベルギー。シカゴ・スカイでプレーしているエマ・ミーセマン、ジュリ・アレマンドらを中心に据え、ワールドカップ2022予選(ワシントンDC会場)ではプエルトリコ、ロシアに勝利。アメリカにも75-84と食らいつき、2勝1敗の成績を収めた。本戦はアメリカ、中国らとグループAに入っている。

■4位 日本(-1)
 FIBAワールドランキング8位の日本。ワールドカップ2022予選(大阪会場)は1勝1敗の成績を残しており、カナダ戦では延長に持ち込み逆転勝利を果たした。ペイント内の守備がポイントに挙げられ、髙田真希、赤穂ひまわり、渡嘉敷来夢の活躍には注目が集まるだろう。本戦はグループBに振り分けられ、オーストラリア、カナダらとしのぎを削り合う。

■3位 オーストラリア(+4)
 FIBAランキング3位のオーストラリア。ワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループA)ではブラジル、韓国を下し2勝1敗で締めくくっている。シアトル・ストームのエジ・マグベゴールやニューヨーク・リバティーのレベッカ・アレンなどを擁し、2006年大会以来のワールドカップ制覇に大きな期待が寄せられている。本戦は日本と同じグループBに配置された。

■2位 中国(-)
 FIBAワールドランキング7位の中国。ワールドカップ2022予選(ベオグラード会場グループB)では3戦全勝で首位に立ち、フランス戦は103-70で大勝するなどその実力を世界に見せつけた。フォワードのファン・スージンはグループBのMVPにも選出されるなど、そのパフォーマンスには注目が集まるだろう。本戦はアメリカらと同じグループAに属している。

■1位 アメリカ(-)
 FIBAランキング1位のアメリカが、第3弾でも首位に位置付けされた。ワールドカップ2022予選(ワシントンDC会場)は2戦2勝(ロシア戦はFIBAの判断で中止)で終えている。W杯予選は選手12名が全員WNBA所属と、分厚いロスターが組まれた。本戦は中国らとグループAに配置されており、通算11度目の優勝を狙う。

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