2024.02.07
2月8日に幕を開ける「FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT)」。今夏に行われる「パリ2024オリンピック」の出場権をかけ、日本代表(FIBAランキング9位)はスペイン代表(同4位)、カナダ代表(同5位)、ハンガリー代表(同19位)との戦いに臨む。
開催に先立って、FIBA(国際バスケットボール連盟)がハンガリーの地に集まる4チームをプレビュー。激戦必至の同グループの見どころを紹介した。
「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」は出場権を逃し、「FIBA女子ユーロバスケット2023」では決勝でベルギー代表(同6位)に惜敗するなど、悔しい時間が続いている世界大会常連のスペイン。しかし、東京五輪でのベスト8敗退から移行したミゲル・メンデスHC(ヘッドコーチ)の新体制で、チームはまさに実を結ぼうとしている。
ベテラン陣や中堅フォワード、若手スターとまんべんなく選手を揃えるスペイン。また、スペイン国籍を取得したラスベガス・エース(WNBA)のミーガン・グスタフソンを布陣に加えたことでペイントエリアでの攻防をレベルアップし、まさに盤石の体制に。ヨーロッパ屈指の実力国にはパリ五輪出場の期待が高まる。
昨年のユーロバスケットでは4位入賞を果たし、今大会ではホームコートのアドバンテージを持つハンガリー。対戦相手はすべて格上と劣勢の状況に変わりはないが、ポテンシャルを発揮して世界大会の激しさに対応できれば、この“超”タフなグループで勝ち抜くチャンスは大いにある。
リオ五輪準優勝のスペイン、東京五輪銀メダルの日本、ワールドカップ2022でベスト4入りのカナダを相手に、ハンガリーはどのような戦いを展開するのか。大会が終わったあと、“アンダードッグ”のレッテルが間違いだったと証明できれば、さらにチームの評価が上がることだろう。
初日に開催されるハンガリーとカナダの試合は、大会の行方を左右するかもしれない。ハンガリーは身長の高さが魅力であり、一方のカナダはフィジカルの強さが持ち味。地の利を生かしてハンガリーが貴重な白星を挙げるのか、それともカナダが1日目の緊張を振り払うのか、注目しておく必要がある。
4チーム中、FIBAが最も読めないチームに挙げたのが日本。東京オリンピックでは輝きを放ったAkatsuki Japanだったが、ワールドカップ2022では12チーム中9位に終わり、昨年に行われた「FIBA女子アジアカップ」では中国代表(同2位)との死闘に敗れ、大会6連覇を逃した。
エネルギーあふれるディフェンス、油断大敵なトランジションプレー、素晴らしいスペーシングと3ポイントシュートなど、FIBAは日本を象徴するプレーを羅列。「東京で披露したハイギアはもう見られずに、ローギアからミドルギアに止まったままなのだろうか」と、今大会でのカムバックを期待する言葉をつづっている。
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