2024.07.25
今夏の「パリ2024オリンピック」出場をかけ、2月8日から始まる「FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT)」に臨む女子日本代表。開催に先立ち、FIBA(国際バスケットボール連盟)が日本の主軸を担う1人、赤穂ひまわりを公式サイトでフィーチャーした。
ユース世代から日の丸を背負い、今大会の強化合宿にも参加してきた赤穂。FIBAは同選手の魅力について、「ディフェンスだけでなくリーダーシップも兼ね備えている。そんなときに見過ごされてしまいがちな素晴らしい特性を持つプレーヤーのなかで、そのトップに近いところにいる」とコメントを寄せた。
東京オリンピックでの準優勝に貢献し、そして5連覇を果たしたFIBA女子アジアカップ2021では大会MVPにも選出されるなど、赤穂は日本に欠かせない選手として功績を残してきた。彼女が評価されたのは、目を見張るようなスタッツやハイライトの数ではなく、ハードに取り組むディフェンスそのものとFIBAは述べる。
その象徴的なプレーの1つが、アジアカップ2021準決勝でオーストラリア代表を相手に見せたラストプレー。試合時間残り21秒から始まった日本の守備、赤穂は相手の進行を体を張ってストップし、逆転を狙った3ポイントシュートにも素早い反応で手を伸ばす。判断の速さが功を奏し、見事にブロックを成功。まさに“ウイニングショット”ならぬ“ウイニングブロック”でチームを決勝進出へと導いた。
😱 That game winning block by Akaho Himawari 😱
Was this THE PLAY of the #FIBAAsiaCupWomen 2021?@JAPANBASKETBALL @JAPAN_JBA pic.twitter.com/LFOFgI94do— FIBA Women's Asia Cup (@AsiaCupWomen) December 8, 2021
2月8日から始まるOQTではスペイン代表(同4位)、カナダ(同5位)といった強豪に加え、開催地のハンガリー代表(同19位)と同グループに配置された日本。WNBAの若手パワーフォワードを迎え入れたスペイン、ゴール下で強さを見せるカナダ、フロントコートに厚みを持つハンガリーと、フィジカルで激しい競り合いが予想される。
赤穂は「序盤から体を張って、相手を止めることを意識していきたい」と、強化合宿中にJBA(日本バスケットボール協会)へ答えていた。「スピードと足を使って相手を止める。これらを生かしたディフェンスを見てもらいたい」と本人が語るように、フィジカルの差には運動量で対抗する姿勢を見せる。
OQTでの日本の正式ロスターは公開されていないが、直近の代表戦で主力を務めていることからも赤穂の選出は固いはずだ。「ハイライトリールでクリック数を伸ばす選手たちと同様、チームのために価値あるディフェンスをこなせる選手にも注目するべきだ」とFIBAに言わしめた日本の若手フォワードは、今大会でどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
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