2024.02.07
1月29日、「FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT)」に臨む女子日本代表(FIBAランキング9位)の恩塚亨ヘッドコーチと林咲希キャプテンが成田空港で出国前の囲み取材に応じた。
恩塚HCは「いよいよだなと。胸が高まります」と心境を明かし、「この20日間でやるべきことはやって、今日の朝もやってきたことを再確認しました。いい練習ができました」とコメント。合宿では「トップレベル」の大学生と試合形式の練習もこなしたようで、チームの現状について「一言で順調」だという。
「男子大学生と試合をしても諦めとか、『ちょっと違うな』というのがなくなっていました。しっかりとチャレンジして、大学生を振り回したり、上回ったりするプレーが数多くありました。大学生から『守りにくいです。捕まえにくかったです』という感想をもらいました。過去のそういったゲームより、手応えがあると感じてますし、選手たちも感じているんじゃないかなと思います」
26日の時点で海外組を含めて16人に絞られたメンバーについて、ライバル国との“情報戦”を考慮して「答えられない」と明かさず。海外組の招集についても「もうすぐ決まる」と述べるにとどめた。ヨーロッパに渡ってからも非公開の実践をこなすようで、「最後の1週間に限りませんが、みんなで自信を持って戦い抜こうと。そういったことを確かめてコートに立つことが重要だと思っています」と話した。
2月8日から始まるOQTではスペイン代表(同4位)、カナダ(同5位)と強豪に加え、開催地のハンガリー代表(同19位)と「パリ2024オリンピック」出場権を争う。林は8日のスペイン戦が重要になると強調した。
「スペインがどれだけ自分たちの情報を持っているのかわかりませんけど、出だしで『オッ』と思わせるようなプレーをしなければいけないと思っています。怖いと思わせるぐらいの勢いで自分たちがいかないと、相手は大きいですし、それだけの差があると思っています。思いきったプレーを出せるように、自分たちが自信を持って挑めるような雰囲気でやりたいです」
林自身はキャプテンとして臨む大舞台。「東京オリンピックは若手というポジションで、相手に警戒されてない状態での大会」だったというが、「今回はアジャストされると思います。個人としてはキャプテンとしてみんなを引っ張らなければいけない気持ちもありますけど、そこはいい責任感だなと思っています。絶対に負けたくない大会ですし、3連勝して帰ってきたいという気持ちが強いです」と意気込んだ。
なお、OQTでは8日にスペイン、9日にハンガリー、11日にカナダと対戦。上位3チームに与えられるパリへの切符を目指す。
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