2025.05.22
5月22日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第237回が配信。韓国バスケットボールリーグ(KBL)年間王者を決めるファイナルの視察を中心とした韓国出張について語った。
Bリーグ設立当初から続く両リーグの連係協定に基づき、島田チェアマンは定期的にKBLへの視察を行っており、互いのリーグ運営やビジネスモデルについて学び合う貴重な機会となっている。島田チェアマンは「KBLのファイナルに私が行って、Bリーグのファイナルに先方のコミッショナーが来るということを、やっているんです」と、長年培われてきた関係性を紹介した。
島田チェアマンが視察したのはKBLファイナル、ホーム&アウェー4戦先勝方式のうち、第3戦の昌原LGセイカーズvsソウルSKナイツ。観戦とあわせ、両リーグの連携強化に向けた具体的な取り組みについても協議し、すでに若手育成面での交流が実現していることを踏まえ、さらにビジネスサイドのスタッフによる交換留学的な人材育成プログラムも進行中であると述べた。「結構有言実行なんですよ、KBLとBリーグって」と、強調するほど、提案された取り組みがスピーディに実現できているという。
KBL側からはBリーグの成功に対する関心も高く、島田チェアマンは「B1がある程度、入場者数が多いのはわかると。でもB2とかでも、結構入ってるのは何故なんだとか、B3でもそこそこ入っているのは何故なんだとか」と、特にBリーグのビジネスサイドの質問が集中したと語った。また競技面では、世界各国のトレンドを取り入れ戦術スタイルがクラブごとに異なり多様なゲーム展開を見せるBリーグが、比較的同質的なスタイルが多いKBLとは一線を画す魅力として評価されていることが明らかとなった。
さらに、両リーグにおける選手の機会創出についても言及された。島田チェアマンによれば、KBLにはBリーグと同様にアジア枠が設けられており、Bリーグでは外国籍枠の関係で本来のポジションでプレーできなかった選手も、KBLでは適正ポジションで活躍できるケースがあるという。また日本人選手、特にビッグマン選手にとってもフィジカルが重視されるKBLでの経験は貴重な機会となり得る。島田チェアマンは選手それぞれの特性に合った環境を国際的な視野で探すことの重要性を伝えた。
「選択肢が(あることが)すごく大事なんですよ。Bリーグとしても、サラリーキャップとかオンザコートとか色々チャレンジしますけど、各国によって考え方が違うので、もうグローバルに見た時に、(選手自身が)どこで活躍することがベストなのかという観点もあっていいと思うんですよ」
今回のエピソードでは、『りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONISHIP 2024-25』の優勝予想が全くできないほどにクラブ同士の力が拮抗していることなどについても語られた。
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