2021.08.27

トリプルダブル発進の鳥海連志がチームメートに感謝…「やっぱりチームスポーツだな」

トリプルダブルでコロンビア戦勝利の貢献した鳥海連志 [写真]=Getty Images
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 車いすバスケ男子日本代表は、競技2日目の8月26日に初戦を迎え、コロンビア代表に苦しみながらも63−56で勝利した。この試合、15得点16リバウンド10アシストで注目を集めたのが鳥海連志。しかし、試合後のメディア対応ではディフェンスについてのコメントが多く聞かれた。

 まず初戦を終えての感想を聞かれると、「勝利できてよかったと思いますし、いいところも悪いところもたくさん見えた試合だったので、次につなげていきたいなと思っています」とコメント。トリプルダブルについては、「(大会の)入りとして個人的には良かったと思っています」と語る一方で、「良いプレーをチームメートがしてくれたからこそ、僕のプレーも良くなっていったみたいなところがあるので、やっぱりチームスポーツだなって感じました」と個だけでなくチームとしての手応えを口にした。

 試合内容について「『ディフェンスで世界に勝つ」ということを僕たちはテーマにしてバスケットをしているので、ディフェンスで流れをつかんでいくことができた時間帯があったのはよかったなと思います』とチームの戦い方ができたことを評価。一方、「課題だったことは、それと真逆の、キーマンにちょっと点をとられていく時間帯があった。そこはやっぱり、早く自分たちで修正していくことが大切になっていくので、それを努力していきたいなと思っています」と冷静に振り返った。

 前回のリオ大会でパラデビューを果たした鳥海。この5年間での成長については「車いすの大きさを変えて、合わせて筋量もアップしています。いろんなことを取り組んできたことがこの1勝につながったと思うと、やっぱり感慨深いですし、この大会を通して、しっかりとそれを証明できるようにしていきたいなと思います」と意気込んだ。

 今後に向けては「今日見つかった課題を修正していく、よかったところを継続していく、チームとしてより良く成長していくというところがこの予選のひとつの鍵になってくるかと思っています。そうして一戦一戦全力で戦って、しっかりと勝っていくことが大切だと思っているので、次の韓国戦ではしっかりと勝ちにいきたいと思います」と、すでに気持ちは次戦に向けられていた。

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