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9月5日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は最終日を迎え、有明アリーナでは男子3位決定戦と決勝戦が行われた。
男子決勝には、快進撃を続ける男子日本代表が、リオ大会の優勝チーム、アメリカ代表と対戦。日本のスタートファイブには豊島英、鳥海連志、川原凜、藤本怜央、秋田啓が名を連ねた。
藤本の3ポイントシュートでスタートした日本は、秋田のフリースロー、藤本、鳥海のシュートで8−0とランを見せる。その後、投入された香西宏昭の3本連続シュートもありペースを握ったかに見られたが、終盤、アメリカにバスカン、3ポイントを決められ、最初の10分間は18−18の互角のスタートに。
第2クォーターの開始からアメリカに連続得点を許した日本は20−26とリードを奪われる。しかし、中盤、秋田のシュートで3点差に詰めた日本は赤石の速攻が決まり1点差に。その後は拮抗した展開になるも、ゴール下のシュートをアメリカに沈められ、このクォーターを9−14として、前半を27−32で折り返した。
後半、秋田のシュートで先制した日本は、藤沢潔が連続してシュートを決めて食らいつくと、香西、鳥海のシュートで39−39と同点に。ディフェンスでは高い位置からプレッシャーをかけ、残り3分51秒、鳥海の速攻が決まり逆転に成功する。日本は香西、秋田が加点するがアメリカもゴール下で粘り、46−45として最終クォーターへ。
勝負のかかった最後の10分間、香西、川原がシュートを決めるが、アメリカも対抗、一進一退の展開となる。その後、古沢拓也が速攻、鳥海がリバウンドをねじ込むが、アメリカのディフェンスからの得点を止められることができず逆転を許す。アメリカの前に粘る日本だったが、リードを奪えず、60−64で敗れた。
個人スタッツでは、香西が18得点、藤本が11得点、鳥海が8得点18リバウンドをマークした。日本は初の決勝進出で敗れはしたが、銀メダルを獲得した。
■試合結果
アメリカ 64−60 日本
アメリカ|18|14|13|19|=64
日 本|18|9|19|14|=60