2021.09.03

車いすバスケ男子日本代表がイギリスに勝利…初の決勝進出/東京パラリンピック

要所でシュートを決めて勝利に貢献した古沢 [写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9月3日、東京パラリンピック車いすバスケットボール競技は大会10日目を迎え、有明アリーナでは男子準決勝2試合をはじめ、男女順位決定戦が開催。

 第5試合の男子準決勝には、準々決勝でオーストラリアに勝利した男子日本代表が同じくカナダ代表を破ったイギリス代表と対戦。日本のスタートファイブには豊島英、鳥海連志、川原凜、藤本怜央、秋田啓が名を連ねた。

 イギリスのリー・マニングのバスカンでスタートしたこの試合、藤本が3ポイントシュートを入れ返す。秋田、豊島と続くが、確率の高いイギリスのシュートを抑えられずリードを広げられる。最初の10分は15−23と8点のビハインドとなった。

 第2クォーター、互いにトランジションのスピードを高める中、日本は香西宏昭が3ポイントシュートをヒット。香西はさらに3ポイントを1本決めて、リードを縮めていく。さらに鳥海のドライブ、古沢拓也の3ポイントで33−36として、前半を折り返した。

 後半開始早々、古沢がバンクショットと速攻を決めて逆転。その後、一進一退の展開となるが、要所で川原のシュートが決まり、日本がジリジリとリードを広げる。52−48と4点リードで最終クォーターに。

 香西の3ポイントシュートでスタートした最終クォーター、互いにシュートが落ちない展開となり、得点のペースが上がっていく。終盤、日本は速攻が効果的に決めてイギリスを追撃を抑えた日本が79-68で勝利。決勝進出を決めるとともに、銀メダル以上を確定させた。

 個人スタッツでは鳥海が20得点8リバウンド7アシスト、香西が17得点をマーク。この結果、日本は9月5日12時30分から行われるアメリカとの決勝戦に臨むことになった。

■試合結果
日本 79−68 イギリス
日  本|15|18|19|27|=79
イギリス|23|13|12|20|=68