2025.09.21

宇都宮が初出場のインターコンチネンタルカップを6位で終了…最後は若手が意地を見せる

石川がゲームハイタイの15得点をマーク [写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 9月21日、世界5大陸のバスケットボールクラブチームによる国際大会『FIBAインターコンチネンタルカップ2025』は最終日を迎え、決勝戦、3位決定戦、5位決定戦が実施。グループフェーズで2連敗して5位決定戦に回った宇都宮ブレックスBリーグ/アジア)はイラワラ・ホークス(オーストラリア/オセアニア)と対戦した。

 ティップオフから比江島慎D.J・ニュービル遠藤祐亮の3ポイントシュートで11−11とした宇都宮だったが、ここから0−9のランを許してリードを奪われる。その後、渡邉裕規の3ポイントで対抗するも、14−26で最初の10分を終えた。

 第2クォーターに入り、ニュービルや遠藤の長距離砲で追い上げを図るも単発に終わり、連続得点が奪えない。ディフェンスではイラワラのガード、ジャクオリ・マクラフリンのオフェンスに手を焼き、ビハインドを縮めることができず、前半を27−52で折り返した。

 後半に入り、竹内公輔、比江島の3ポイントで互角の展開に持ち込む。途中、外国籍選手をすべてベンチに戻したスモールライナップでオールコートにディフェンスして、外角からのシュートを狙うフォーメーションを見せ、鵤誠司石川裕大が決めるも42−72と30点のリードを許してしまう。

 最終クォーターもスモールライナップを継続する宇都宮は石川や星川開聖などの若手が積極的にシュートを狙う。この試合、初めて1クォーターでの得点で上回るが、イラワラのリバウンドからの速いオフェンスを抑えることができず、69−93で試合終了。Bリーグから初めてFIBAインターコンチネンタルカップに出場した宇都宮は6位で大会を終えた。

 個人スタッツでは石川がゲームハイタイの15得点をゲット、3本の3ポイントを決めた遠藤が9得点と続いた。一方のイラワラはマクラフリンの15得点を筆頭に4人が2ケタ得点をマーク。加えて、チームリバウンドでは宇都宮の37本に対してイラワラが55本と圧倒し、ゴール下の制空権を掌握されてしまったと言えるだろう。

■試合結果
宇都宮ブレックス 69-93 イラワラ・ホークス
UBX|14|13|15|27|=69
ILL|26|26|20|21|=93

宇都宮ブレックスの関連記事