2025.09.20

宇都宮ブレックスは粘闘及ばず連敗…インターコンチネンタルカップ5位決定戦へ

最終盤まで粘ったものの宇都宮は初勝利ならず[写真]=fiba.basketball
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 9月20日、世界5大陸のバスケットボールクラブチームによる国際大会『FIBAインターコンチネンタルカップ2025』のグループフェーズ最終戦がシンガポールのインドアスタジアムで行われ、宇都宮ブレックスBリーグ/アジア)が78-87でアル・アハリ・トリポリ(リビア/アフリカ)に敗戦。グループA3位となった宇都宮は、21日14時から行われる5位決定戦にまわることになった。

 第1クォーター序盤は比江島慎がブロックにスティールと好守を連発し一進一退の立ち上がり。身長210センチのマクル・メイカーに連続スリーを決められるなどして徐々に主導権を握られ14-21で終えた。第2クォーターも開始早々に2桁点差とされる重苦しい展開だったが、D.J・ニュービル高島紳司が立て続けに3ポイントを決めると、同残り3分にニュービルのレイアップで逆転。相手のターンオーバーを誘う守備にオフェンスリバウンドも絡め、36-35とリードを奪い返して前半を終えた。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは開始直後に宇都宮が逆転を許してしまったものの、比江島が敵陣をスルスルと切り裂くステップで見せれば、アル・アハリもメイカーが豪快なダンクを披露する一進一退の展開。3点ビハインドで迎えた勝負の第4クォーターも、シュートタッチが冴えわたる相手に開始2分半ほどで12点差まで突き放されたが、正念場にグラント・ジェレットの連続スリーなどで踏ん張った。しかし、最後は決定力の差で上回られ惜敗。グループフェーズ2連敗となった。

 個人スタッツでは、宇都宮のニュービルが2試合連続でチーム最多となる28得点7アシスト、比江島が15得点、ジェレットが13得点をマーク。対するアル・アハリはイスマイル・ロメロが21得点15リバウンド、メイカーが20得点10リバウンドでダブルダブル、マルコス・ナイトが20得点6アシストと、勢いづいた相手を止めきれなかった。

 大会最終戦となる宇都宮の次戦は、21日14時から行われる5位決定戦で、同じく2連敗でグループB3位だったイラワラ・ホークス(オーストラリア/オセアニア)と対戦する。

■試合結果
アル・アハリ・トリポリ 87-78 宇都宮ブレックス
AHT|21|14|27|25|=87
UBX|14|22|23|19|=78

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