2025.12.31
今から35年前の1990年12月31日(現地時間30日、日付は以下同)。NBAのレギュラーシーズンにおける1試合最多アシスト記録が生まれた。
この日ホームのオーランド・アリーナでデンバー・ナゲッツを迎えたオーランド・マジックは、155-116のハイスコアで勝利。チーム全体でフィールドゴール成功率57.0パーセント(61/107)と高確率でショットを決め続けた。
そしてこの試合で、ポイントガードのスコット・スカイルズは44分00秒コートに立ち、22得点6リバウンド2スティールに加えて驚異の30アシストをマーク。歴代2位から4位には、ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)がそれぞれ28、27、26本で入っているものの、35年が経過した今もなお、スカイルズの記録は破られていない。
NBAで10シーズンをプレーした185センチ81キロのスカイルズは、キャリア5年目の1990-91シーズンに平均17.2得点3.4リバウンド8.4アシスト1.1スティールを残し、最優秀躍進選手賞(MIP)に輝いており、NBA新記録も樹立したことで、自己最高のシーズンを送った。
その後マジックでシャキール・オニールやアンファニー“ペニー”ハーダウェイともプレーした男は、計5チームでレギュラーシーズン通算600試合に出場し、キャリア平均11.1得点2.5リバウンド6.5アシストを記録。
現役引退後、スカイルズはアシスタントコーチを経てフェニックス・サンズ、シカゴ・ブルズ、ミルウォーキー・バックス、マジックで指揮を執り、レギュラーシーズン通算958試合で478勝480敗(勝率49.9パーセント)を残している。
今月20日にネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)が発表した、2026年のバスケットボール殿堂入り候補者のリストに、スカイルズが元選手として初ノミネート。初年度で殿堂入りすることができるかは微妙ながら、1試合30アシストのNBA歴代最多記録を保持する限り、その可能性はあるのではないだろうか。
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