2025.11.01

通算アシスト数で歴代2位のクリス・ポールがトップの記録に脱帽「誰も追いつけないよ」

キャリア21年目をプレーするポール[写真]=Getty Images
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 ロサンゼルス・クリッパーズクリス・ポールは、今シーズンでNBAキャリア21年目を迎えた40歳の大ベテラン。21シーズン目をプレーした、NBA史上初のポイントガード(PG)となった。

 今シーズン開幕から4試合を終えて、“ポイント・ゴッド”は平均15.0分2.5得点1.5リバウンド4.0アシスト1.8スティールを記録。レギュラーシーズン通算1万2515アシストと2724スティールは、どちらもNBA歴代2位にランク。

 この男の上にいるのは、ユタ・ジャズで19シーズンをプレーしたジョン・ストックトン。9シーズン連続でアシスト王になり、2度のスティール王にも立ったPGは、通算1万5806アシストと3265スティールでNBA歴代1位に君臨している。

 ポールはストックトンの記録を超える可能性を秘める数少ない選手ではあるのだが、当の本人は「絶対にないとまでは言いたくないけど、誰も追いつけないよ」と話していた。

 これまでのキャリアで、ポールは平均10.0アシスト以上を7シーズンで記録し、アシスト王に5度も立ってきた。だが、現時点でポールとストックトンには3291本の差が開いている。

 もしポールが現在の平均4.0アシストをキープできたとしても、ストックトンの記録を上回るためには823試合が必要。82試合のレギュラーシーズンをフル出場したとしても、少なくとも11シーズンが求められる。今後ポールが平均アシスト本数のペースを上げて、仮に6.0本まで伸ばしたとしても、549試合で続けていかなければ追いつくことができないため、ポール自身が最もその大きな差を実感しているのかもしれない。

 185センチ77キロのストックトンは、キャリア19シーズンのうち10シーズンで平均2ケタのアシスト数を記録。カール・マローン(元ジャズほか)という歴代有数のパワーフォワードと長い間一緒にプレーしてきたとはいえ、16シーズンで82試合にフル出場を果たした鉄人でもある。1998-99シーズンこそロックアウトのため50試合だったものの、残りの2シーズンでも64試合以上に出場してきただけに、そのタフさは特筆すべきだろう。

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