2025.11.01

復帰戦で圧巻の44得点…ルカ・ドンチッチが“伝説の巨人”に次ぐNBA史上2人目の快挙

1週間ぶりに復帰したドンチッチ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 11月1日(現地時間10月31日、日付は以下同)。NBAでは「エミレーツNBAカップ2025」グループプレーが初日を迎え、計8試合が行われた。

 ウェスタン・カンファレンスのグループBに入ったロサンゼルス・レイカーズは、敵地フェデックス・フォーラムでメンフィス・グリズリーズと激突。3勝2敗のレイカーズは、左手の指の捻挫と左足打撲のため直近3試合を欠場していたルカ・ドンチッチ、大腿四頭筋を痛めてここ2試合を欠場したマーカス・スマートが復帰して先発出場した。

 レイカーズはアウェーで最大15点ビハインドを背負い、15度もリードが入れ替わった試合で、ドンチッチがペイントエリアからレイアップやフローター、ショートジャンパーで効果的に加点したほか、流麗な動きから3ポイントシュートを計6本も放り込み、最終スコア117-112で勝利。

 22日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で43得点12リバウンド9アシスト2スティール、25日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でも49得点11リバウンド8アシストを記録したドンチッチは、1週間ぶりの実戦だったにも関わらず、この日も44得点12リバウンド6アシストと爆発してみせた。

 レイカーズはドンチッチのほか、オースティン・リーブスが21得点4リバウンド4アシスト、ジェイク・ラレイビアが13得点5リバウンド2アシスト3スティール、スマートが12得点4アシスト2スティール、八村塁ディアンドレ・エイトンがそれぞれ9得点をマーク。

 とはいえ、やはり主役はドンチッチ。26歳のスーパースターは、レギュラーシーズン開幕から3戦連続で40得点超え。これはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やコービー・ブライアント(元レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)さえも到達しておらず、“伝説の巨人”ウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)に次いでNBA史上2人目の快挙。

 今シーズン開幕から3試合でドンチッチが残した平均45.3得点は、NBA歴代3位。その上にいるのは1962-63シーズンに平均50.7得点、1961-62シーズンに平均52.7得点をたたき出したチェンバレンのみ。そのチェンバレンは1962-63シーズンに開幕から7試合連続、1961-62シーズンも5戦連続で40得点以上を奪っているとはいえ、ドンチッチは超人的なスタッツラインの仲間入りを果たしたと言えるだろう。

 ドンチッチとスマートが戦列復帰したレイカーズは、3日にマイアミ・ヒート、翌4日にポートランド・トレイルブレイザーズ、6日にはサンアントニオ・スパーズと対戦する。特にブレイザーズが4勝2敗、スパーズが5戦全勝とウェスト上位につけているだけに、勝ち切ることができるか注目したいところだ。

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO