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今からちょうど19年前、1999年の2月26日(現地時間25日)は、レジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)がNBA史上初の大台となる4,000本目の3ポイントシュートを放った日だった。
現地メディア『NBA History』によると、ミラーは99年2月26日(同25日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズとの試合で、この記録を樹立したという。
近年はガードやフォワードのみならず、センターも放っているため、3ポイントシュートがゲームの中で多用されている。だが当時は今ほど3ポイントシュートが飛び交うことはなかった。
では、各チームが1試合平均で3ポイントシュートを放っていた本数を、98-99年シーズンと2017-18シーズンで比較してみよう。
■98-99シーズン(ロックアウトのため50試合に短縮)
3ポイントシュート成功数4.5本/試投数13.2本、成功率33.9パーセント
■17-18シーズン(現地時間2月24日終了時点)
3ポイントシュート成功数10.4本/試投数28.9本、成功率36.2パーセント
当時の3ポイントシュート試投数は現在の半分以下であり、最も多い本数でも18.9本(サクラメント・キングス)、少ないチームでは7.4本(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に過ぎなかった。そんな中、ミラーは1試合平均5.5本放っていたため、リーグ有数の使い手だったことがわかるだろう。
それが今では、各チームが約30本、1試合をとおして約60本の長距離砲が飛び交っていることになる。ヒューストン・ロケッツにいたっては、全体のフィールドゴール試投数の半分以上となる42.7本を放ち、最も少ないニューヨーク・ニックスでさえ22.2本放っている。
また、ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)とステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)は1試合平均10本以上放っており、今季プレーしている選手のうち、99年のシクサーズが放った7.4本を上回る本数を放っているのはハーデンとカリーを含めて8選手もいる。あらためて、現代は3ポイントシュートが多用されていることがわかる結果となった。
ちなみに、ミラーは通算6,486本の3ポイントシュートを放ち、2,560本決めている。これはいずれもレイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)に次ぐ歴代2位の記録となっている。
ペイサーズ一筋にキャリア18シーズンをプレーしたミラー。現代の3ポイントシュート多用を考えると、今後ミラーの記録を上回る選手が多く出てくるだろうが、歴代屈指の3ポイントシューターであることに変わりはない。
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