2018.04.07

【インタビュー】田中圭さん「プレーオフはすべての面白さが凝縮されたシーズンの集大成!」

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マイケル・ジョーダン氏(シカゴ・ブルズほか)といえば、NBAの歴史に名を刻んだスーパープレーヤーであることは言わずもがな。そんな名プレーヤーに並ぶほどの選手が一堂に会する今季のプレーオフは、NBA史上でも稀に見る好カードぞろいだとファンのみならず注目を集めています。自身もバスケット経験がありWOWOW NBAファミリーの一員である田中圭さんも、今季のプレーオフを待ちきれない様子。今回は、いよいよ始まるプレーオフの見どころや自身の想いなど、余すところなく語っていただきました。(3月20日取材日)

素材提供=WOWOW

――スター選手の競演はもちろん、ゴールデンステート・ウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズの因縁の対決など今季は見どころが満載ですが、プレーオフは毎年観ていますか?
田中 レギュラーシーズンは忙しくてなかなか観られないですが、プレーオフはやっぱり特別なので観ますね。直前になるとNBA好きの友達の家に行って、この選手が注目されているとか、このチームが今強いとか、レギュラーシーズンの試合を観ながら解説してもらい、ある程度復習をしてプレーオフに備えます。少し見逃すだけで主要選手が様変わりしていることもあって、名前と顔を一致させるだけでも毎回大変ですが、プレーを観ていると気になる選手は目に飛び込んでくるので、いつの間にか覚えていきますね。WOWOWさんのゲストに呼んでいただいた時は、選手やチームの情報資料が用意されているので確認しながら話ができて非常に助かっています(笑)。

――プレーオフは友達と観戦することが多いですか?
田中 友達と騒ぎながら観るのもいいんですけど、途中で飽きる奴が出てくるんです(笑)。だから本当は一人でじっくり観るのがいいですね。飲み物を片手に、ポテトチップスを食べながら観戦するのが最高です!

――プレーオフに限らず、記憶に残っている試合やシーンなどはありますか?
田中 ウォリアーズのステフィン・カリークレイ・トンプソンが気持ちいいくらいにシュートを決めるシーンは、何度観ても飽きないし好きですね。僕自身もシューティングガードだったので、3ポイントのような長距離のシュートが決まる瞬間は、やっぱり観ていて楽しいです。この仕事(俳優、タレント)を始めて10年くらいNBAから離れていたんですが、久しぶりにNBAの試合を観た時に、子どもの頃に観ていたコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)が現役で活躍していたのには驚かされましたね。まだ現役なんだ!って。だからこそ2016年(4月)に引退した時は、子どもの頃に憧れていた想いも重なって寂しさがひとしおでした。最後の試合も一人で60点を挙げるって、すごすぎませんか!? 今季のレギュラーシーズンで言えば、キャブスのレブロン・ジェームズがチームのすべてを背負っているように感じられて、ある意味印象深かったです。レブロンが調子が悪いと、チームも負けてしまう。一人にかかる重圧がすごくて、ちょっとかわいそうに思えました。

――注目しているチームや選手はいますか?
田中 やっぱりウォリアーズとキャブスは気になります。3年連続ファイナルで激突していますからね。優勝争いの再燃もそうですし、カリーとレブロンのスーパースター対決も期待しています。個人的には、プレーオフに帳尻を合わせてきた選手の本気度だったり、レギュラーシーズンはやる気のないプレーだった選手の変わりようが楽しみですね。今までの試合はなんだったんだよって(笑)。その中で最も注目している選手は、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボです。あまりにも騒がれているのでチェックしないわけにはいかないなと。23歳と若手ながら全ポジションを完璧にこなす身体能力とプレーセンスをプレーオフでも見せてほしいですね。次世代のスーパースターだと聞いています。

ギリシャ出身のヤニス・アデトクンボ [写真]=Getty Images

――プレーオフからNBAにハマる方も多いのですが、初心者でも楽しめるポイントや見どころなどがあれば教えてください。
田中 プレーオフは、レギュラーシーズンの集大成と呼べるほど、面白さが凝縮されています。頂点を目指して勝ち上がってきた16チーム(東西各8チーム)の本気の試合は、華麗で迫力があって、エンターテインメントとしての見応えも十分。チームや選手がわからなくてもその超絶なプレーに魅了されるので、プレーオフが終わる頃にはきっと好きな選手や応援しているチームができているはず! 楽しみ方は人それぞれあると思いますが、何から入っていいかわからない方はまずプレーオフの開幕戦を見てみるか、あるいは僕の気になるチーム、ウォリアーズ、キャブス、バックスをチェックしてみてください。

――最後になりますが、NBAファイナル時期にご自身が出演される『連続ドラマW ダブル・ファンタジー』が放送されます。ドラマの見どころなど教えてください。
田中 水川あさみさん演じる脚本家が抱える夫婦間の問題、そして徐々に抑えられなくなっていく性への衝動、揺れ動く心情が事細かに描かれていて、女性だけでなく男性にも共感してもらえる作品になっていると思います。僕自身の役どころは、水川あさみさん扮する脚本家の昔の恋人で、妻子がありながらも関係を持つ最低の男(笑)。自分に正直に生きる女性の姿と、その女性を取り巻く男性陣が翻弄される様は、プレーオフ同様見応えがあります。6月16日土曜の夜から始まるので、NBAファイナルの迫力あるプレーに胸を踊らせ、その後は『連続ドラマW ダブル・ファンタジー』の胸を締め付けられるような大人の恋愛をぜひご覧ください!

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