2018.11.07
4月20日(現地時間19日)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(0勝)とニューオリンズ・ペリカンズ(2勝)のシリーズ第3戦が、ペリカンズのホーム、スムージー・キング・センターで行われた。
After Rajon Rondo's 11 dimes in Game 3 tonight, check out the @PelicansNBA PG's best assists of the series so far! #DoItBigger #NBAPlayoffs pic.twitter.com/URm5dsB6SA
— NBA (@NBA) April 20, 2018
ゲームはニコラ・ミロティッチの3ポイントシュートでペリカンズが先取点を挙げると、すぐさまデイミアン・リラードが3ポイントシュートを決め、3-3でスタート。ペリカンズがリードをキープする中、ブレイザーズはリラードやモーリス・ハークレスのショットで同点にするも、逆転できない展開が続く。
すると第1クォーター残り6分29秒からミロティッチ、ドリュー・ホリデー、アンソニー・デイビスが加点し、ペリカンズが主導権を握ると、13-0のランでブレイザーズを突き放し、36-20で同クォーターを終える。
第2クォーター序盤にCJ・マッカラムとアル・ファルーク・アミヌの得点で12点差まで詰め寄ったブレイザーズだったが、ペリカンズはラジョン・ロンドとソロモン・ヒルのショットで再び大量リード。同クォーター残り6分57秒にロンドの長距離砲が決まり、点差は20点(46-26)まで開いた。
ブレイザーズはリラードとマッカラムの得点などで食らい付こうとするも、点差はなかなか縮まらず、前半を終えて64-45、ホームのペリカンズが19点リードとなった。
第3クォーター序盤、ブレイザーズは14点差(50-64)まで点差を縮めたが、ホリデー、デイビス、イートワン・モアに得点を許し、点差は再び20点以上というワンサイドゲームの展開。残り7分17秒でデイビスの3ポイントプレーが決まると、ブレイザーズは25点ビハインド(50-75)を背負ってしまう。
そこからマッカラム、アミヌ、リラードの活躍で10連続得点を挙げたものの、ミロティッチとデイビスのショットなどで再び引き離され、91-70と、ペリカンズが21点の大差をつけて第3クォーターを終える。
第4クォーターに入ってもペリカンズ優勢の流れは変わらず、最終スコア119-102。シリーズ最大の得点差でペリカンズが3連勝。カンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけた。
ペリカンズはミロティッチが15投中12本、3ポイントシュート6投中4本を沈めるなど抜群のシュートタッチでゲームハイの30得点。8リバウンド3スティールもマークした。デイビスが28得点11リバウンド3スティール、ロンドが16得点5リバウンド11アシスト、ホリデーが16得点7アシスト3スティールとバランスのいいオフェンスを展開。
3連敗を喫したブレイザーズは、マッカラム(22得点)、アミヌ(21得点)、リラード(20得点)と、3選手が20得点以上をマークするも、2ケタ得点はこの3選手のみ。ペリカンズのディフェンスの前に、16スティールを奪われ、24本ものターンオーバーを喫してしまった。
試合終了後、現地メディア『FOX Sports New Orleans』に対し、デイビスは「いい感じでプレーできているよ。チームメート同士が互いにヘルプしあってディフェンスすることができている。オフェンス面でもすばらしいプレーができていると思う」と語り、プレーオフにおけるホーム初勝利についても「とてもうれしい。勝たなきゃいけないと思っていたんだ」と充実した様子。
アルビン・ジェントリーHC(ペリカンズ)は、試合後の会見でミロティッチに対して「彼は良い場所を得たと思う。今はとても自信に満ちあふれた状態でプレーできている」と冷静に分析していた。
ペリカンズは初戦にデイビスが35得点14リバウンド4ブロック。第2戦ではホリデーが33得点9アシスト。そしてこの日はミロティッチが30得点8リバウンドと、日替わりでチームのトップスコアラーが生まれていることも、ブレイザーズを苦しませている要因だろう。
早くもがけっぷちに追い込まれたブレイザーズ。「レギュラーシーズンとプレーオフは別物」という言葉があるように、ペリカンズの術中にはまってしまっている。昨年のプレーオフも1回戦でゴールデンステート・ウォリアーズ相手にスウィープ負けをしているたけに、2年連続はなんとしてでも避けたいはず。
ホームで勝利し勢いに乗るペリカンズが4連勝で一気に決着をつけるのか。またはブレイザーズが第3シードの意地を見せるのか。シリーズ第4戦は22日(同21日)に行われることとなる。
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