2018.04.29
4月22日(現地時間21日)、ヒューストン・ロケッツ(2勝)とミネソタ・ティンバーウルブズ(0勝)のシリーズ第3戦が、ウルブズのホーム、ターゲット・センターで行われた。
Jimmy Butler pours in a team-high 28 PTS to lift the @Timberwolves in the Game 3 win at home! #AllEyesNorth #NBAPlayoffs pic.twitter.com/sXVtbMuBgF
— NBA (@NBA) April 22, 2018
2004年以来初となるホーム開催に沸くターゲット・センター。大歓声の中、先取点を挙げたのはロケッツだった。試合開始から15秒後、トレバー・アリーザがクリス・ポールのアシストから3ポイントシュートを決める。するとウルブズはバトラーのショットで2点を入れると、アンドリュー・ウィギンズとバトラーが3ポイントシュートを決め、ロケッツからリードを奪う。
ロケッツはPJ・タッカーとエリック・ゴードンの得点で、第1クォーター残り5分10秒で16-16の同点とすると、ジェームズ・ハーデンのダンクがとびだすなど一歩も譲らない戦いへ。点の取り合いとなった同クォーターは、28-27のロケッツ1点リードで終えた。
第2クォーター。ウルブズはデリック・ローズ、カール・アンソニー・タウンズ、ジャマール・クロフォードのショットで5点をリードするも、ロケッツはジェラルド・グリーンやポールが加点。それでもウルブズは、このクォーター残り6分23秒にローズのレイアップが決まって10点をリード(44-34)。
するとロケッツはハーデン、ゴードンらが長距離砲を沈めるなど猛追し、前半残り43.4秒にアリーザの3ポイントシュートが決まって1点差(51-52)まで詰め寄った。
後半に入ると、ゲームは再び両チームによる点の取り合いと化す。徐々にリードしていったのはウルブズ。第3クォーター残り1分57秒でタウンズの3ポイントプレーが決まると、再びリードを10点(82-72)とした。ゴーギー・ジェンとジェフ・ティーグのショットが決まり、87-75の12点リードで最終クォーターへ。
第4クォーター。バトラーとローズという“元ブルズデュオ”が躍動。ローズがプルアップ・ジャンパーやレイアップで得点し、バトラーはフリースローや3ポイントシュートで着実に得点し、ウルブズがリードを広げていった。同クォーター中盤にハーデンの3ポイントプレーで9点差まで縮めたロケッツだったが、この日はウルブズに対して得点を奪えず。最終スコア121-105でウルブズがシリーズ初勝利を飾った。
ウルブズでは、バトラーが28得点7リバウンド5アシスト、ティーグが23得点8アシスト、ウィギンズが20得点5リバウンド5アシスト。過去2試合で合計わずか13得点に終わっていたタウンズがこの日は18得点16リバウンドをマーク。
さらに、ベンチからローズが17得点2スティールを挙げる活躍を見せ、リーグトップ勝率を誇るロケッツ相手に勝利を挙げた。
敗れたロケッツでは、ハーデンがゲームハイの29得点に加え7リバウンド7アシストを奪取。ポールが17得点6アシスト、ゴードンが15得点、ライアン・アンダーソンが12得点、グリーンが10得点と続いた。
この日のロケッツは、ウルブズに27投中15本の3ポイントシュートを許してしまったことが、敗因の1つとして挙げられる。
バトラーは試合後、現地メディア『AP』に対して、このように語った。
「この町はプレーオフに出場できるまで、少し長い時間を要してしまった。今日は自分たちが持っているものを出し切った。できる限りガードし、できる限りディフェンスしたことで、勝利するに十分なところまでチームを引き上げることができたと思う」。
ウルブズはこの日、フィールドゴール成功率50.0パーセント、3ポイントシュート成功率では55.6パーセントという高確率を残した。「俺は皆へいつもこう言ってるんだ。『自分のリズムである限り、目の前にディフェンダーがいようがいまいが、グッドショットであれば決めることができるんだ』ってね」とバトラー。この日はオフェンス面でも良いリズムを奏でていた。
ハーデンは試合について「俺たちはゲーム序盤から、より良いプレーをして堂々と立ち向かっていく必要がある」と振り返っていた。
シリーズ第4戦が行われるのは24日(同23日)。ウルブズとしては2勝2敗のタイに持ち込みたいが、ロケッツが序盤からエンジン全開で攻め込んでくるとなると、この日のような試合運びで勝利することは難しくなりそう。シリーズの行方を左右する翌戦に注目したい。
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