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11月29日(現地時間28日)、リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところによると、クリーブランド・キャバリアーズとユタ・ジャズの2チーム間でトレードが合意に達したという。
このトレードにより、キャブスはカイル・コーバーをジャズへ、ジャズはアレック・バークスと2020、21年のドラフト2巡目指名権をキャブスへそれぞれ放出。
今季イースタン・カンファレンス最下位の4勝15敗を記録するキャブスは、コーバーとJR・スミスという両ベテランのトレードを模索していた。特にコーバーにはフィラデルフィア・セブンティシクサーズをはじめ、複数のチームが獲得に興味を示していた。
コーバーはキャリア16シーズン目を送る37歳のベテランシューター。クイックリリースで放たれる3ポイントは高精度かつ安定感抜群で、今季を含めた直近10シーズンのうち、成功率が40パーセント未満に終わったシーズンは1度のみ。
通算成功数(2,238本)はNBA歴代4位、通算成功率(43.2パーセント)では歴代6位を誇る。なお、今季はここまで16試合すべてにベンチスタートし、平均15.7分6.8得点1.8リバウンド1.1アシスト、3ポイント成功率では46.3パーセントをマーク。11月27日(同26日)に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦では9投中6本を決め、シーズンハイとなる22得点を挙げていた。
ジャズには07-08シーズン途中に当時所属していたシクサーズからトレードで加入し、09-10シーズンまでプレー。09-10シーズンには1シーズンにおける3ポイントの歴代最高成功率53.6パーセントを記録していた。
一方のジャズは、ここまでウエスタン・カンファレンス14位の9勝12敗と不振。トップのロサンゼルス・クリッパーズとは5.0ゲーム差ではあるものの、今季の3ポイント成功率がリーグワースト2位となる31.9パーセントと苦しんでおり、コーバー獲得は的確な補強と言っていいだろう。
キャブスが獲得した27歳のバークスは、キャリア8シーズン目のシューティングガード。今季は17試合に出場し、平均15.8分8.4得点1.6リバウンド1.2アシストを記録している。
なお、コーバーの契約は来季まで、バークスの契約は今季までとなっており、終了後はそれぞれ制限なしフリーエージェント(FA)となる。
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