2018.12.28

ハーデンが連日の40得点オーバーと大暴れ! ロケッツがセルティックスに快勝

ゲームハイの45得点を挙げてロケッツを勝利へと突き動かしたハーデン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

「俺をストップすることはできないだろう」と自信満々に語ったハーデン

 12月28日(現地時間27日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでボストン・セルティックスと対決し、127-113で勝利を収めた。

 この勝利でロケッツは直近9試合で8勝と、リーグトップの65勝を挙げた昨季の勢いを取り戻したかのように白星を量産している。

 セルティックスは第3クォーター残り4分22秒にカイリー・アービングのレイアップで77-76と1点をリードしたものの、ロケッツは直後のポゼッションでジェームズ・ハーデンが3ポイントを決めてすぐさま逆転。その後セルティックスは何度か同点に追いついたものの、一度もリードすることなく黒星を喫した。

攻防両面でリング下を支配したカペラ[写真]=Getty Images

 「最初の18分間と後半の24分間、リング下の攻防が我々を苦しめた。オフェンスとディフェンスの両面、フィニッシュとリバウンドでバラバラになってしまった」と試合後に『AP』へ明かしたのはセルティックスのブラッド・スティーブンズHC。

 この日セルティックスはリバウンドでロケッツに38-54、オフェンシブ・リバウンドでは7-16と圧倒されてしまった。また、ロケッツに3ポイントを18本、成功率40パーセントという高確率を許してしまった。

 だがこの試合における最大の殊勲者は、間違いなくハーデン。昨季のシーズンMVPは、6試合連続35得点超えとなるゲームハイの45得点に6アシストをたたき出した。フィールドゴール26投中11本、うち18投中9本の3ポイントをさく裂。さらにフリースロー17投中14本を成功している。

 ロケッツではクリント・カペラが24得点に9本のオフェンシブ・リバウンドを含む18リバウンド、エリック・ゴードンが20得点、ジェラルド・グリーンとオースティン・リバースがそれぞれ10得点を挙げた。

 昨季途中からロケッツ入りしたグリーンは、「ジェームズがしていることは本当にスペシャルなことだと思う。今のジェームズは、本当に僕らをけん引している。得点面ばかりが先行してしまうけど、僕らを(勝利へと)導いているんだ」とハーデンを絶賛。

 ここ数試合の爆発ぶりで名実共に今季のMVP候補へと浮上したハーデンが、自信満々に語る。

 「もちろん、俺は(MVP候補の)話題に入るべきだ。批判する人もいるだろうが、俺がコートに出れば、誰もストップすることはできないだろう。毎晩俺は相手チームを仕留めているからな」。

 左ふくらはぎを打撲していたものの、第1クォーターだけで17得点を奪取。さらに今季最多となる9本の3ポイントを沈めただけに、ハーデンの口は滑らかだった。

 「自信を持ってショットを放てば、入るものなのさ。たまに外れることもあるが、ほとんどは入ってしまうんだ。今後もこの調子でプレーしていくだけさ」。

 敗れたセルティックスでは、カイリーが23得点5リバウンド11アシスト、マーカス・モリスが19得点6リバウンド、ジェイレン・ブラウンが18得点5リバウンド、アル・ホーフォードが15得点、マーカス・スマートが11得点を記録した。

ハーデンはこの試合で今季最多となる9本の3ポイントをリングに突き刺した[写真]=Getty Images

カイリー・アービングの関連記事