2019.01.24
12月26日(現地時間25日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでオクラホマシティ・サンダーと激突。
サンダーは大黒柱ラッセル・ウェストブルック不在の中、11月9日(同8日)に行われたロケッツ戦でわずか80得点に抑え込む好ディフェンスを披露し、98-80で勝利。この日はウェストブルックを加えた布陣でロケッツへ挑んだ。
だがこの日は昨季のシーズンMVP、ジェームズ・ハーデンの大爆発を前に、サンダーは109-113で惜敗。ハーデンはこの試合で7試合連続の30得点超えとなるゲームハイの41得点に6リバウンド7アシスト2スティールの大暴れ。
3ポイントこそ16投中5本のみの成功に終わるも、2ポイントのフィールドゴールを19投中10本、フリースローを7投中6本決め切ってみせた。7試合連続の30得点超えは2016年11月のウェストブルック以来初。5試合連続35得点以上は、13年4月に当時ニューヨーク・ニックスでプレーしていたカーメロ・アンソニー(現ロケッツ)が残した6試合以来の最長記録となった。リーグ最強のオフェンシブプレーヤーとして好調をキープするハーデンは、試合後に『AP』へこう口にしている。
「俺たちはシーズンをとおして自分たちに自信を持っている。今はまだ俺たちの成績は望んでいる位置にいないが、たどり着いてみせるさ。俺たちは今後も毎日ハードにプレーし続けなきゃいけない。そしてもっと成長していく必要がある。ポストシーズン(プレーオフ)への準備のためにもね。今が俺たちのピークだとは思っちゃいないさ」。
ロケッツではハーデンのほか、エリック・ゴードンが17得点6リバウンド4アシスト、クリント・カペラが16得点に加えて2試合連続の23リバウンド、PJ・タッカーが11得点7リバウンド2スティールをマーク。
また、この試合でロケッツデビューを飾ったコンボガードのオースティン・リバースは、ベンチスタートながら早速30分以上のプレータイムで10得点2リバウンド1アシストを記録。残り7.4秒には4点差へと広げるフリースローを決めた。
リバースは「ここにいる皆が僕の加入を歓迎してくれたから、とても簡単に切り替えることができたよ。今は自分にできる限りのことをこなしてハードにプレーし、このチームを手助けすることに集中している」と現状についてコメントしている。
一方敗れたサンダーでは、ポール・ジョージが28得点14リバウンド3スティール、ウェストブルックが21得点9リバウンド9アシスト4スティール、スティーブン・アダムズが17得点7リバウンド、ジェレミー・グラントが15得点9リバウンド2スティール3ブロック、デニス・シュルーダーが10得点5リバウンド6アシストを挙げるも勝利ならず。
第4クォーター序盤にロケッツからリードを奪ったものの、残り9分18秒にゴードンのショットが決まって93-93の同点になってからは、一度も追いつくことができなかった。ジョージは「俺たちは自分たちのミスから相手チームにいくつかのポゼッションを与えてしまった。それが何本かオープンの3ポイントになってしまったんだ」と悔やんだ。
ちなみに、この試合でハーデンが挙げた41得点は、クリスマスゲームとしては2010年以来のハイスコアとなった。この年、当時サンダーに所属していたKDことケビン・デュラント(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が、44得点のパフォーマンスを見せてデンバー・ナゲッツに勝利していた。
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