2019.01.08
12月30日(現地時間29日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンがゲームハイの41得点に9リバウンド6アシスト3スティール2ブロックをたたき出し、108-104でロケッツを4連勝へと導いた。
昨季のシーズンMVP、ハーデンはこれで3試合連続の40得点以上、7試合連続で35得点以上を挙げる暴れっぷりを見せている。
ペリカンズはジュリアス・ランドルの23得点11リバウンド4アシストを筆頭に、アンソニー・デイビスが22得点11リバウンド3スティール、イートワン・モアが21得点7リバウンド、ドリュー・ホリデーが20得点6リバウンド9アシストと、4選手が20得点以上を挙げるバランスの良いオフェンスを見せたものの、ハーデンをスローダウンできずに黒星を喫することとなった。
この試合で41得点に6アシストを記録したことで、ハーデンは7試合連続で35得点5アシスト以上を達成。これにより、バスケットボール殿堂入りを果たしたオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)に次ぐ史上2人目の記録に到達。
“ビッグO”ことロバートソンと比較されることについて聞かれたハーデンは、このように『AP』へ切り返した。
「(ロバートソンのような)歴代屈指の名選手たちと共に名前を挙げてもらうこと、それこそ俺がバスケットボールをプレーしている理由さ。もちろん、俺にはまだまだ長い道のりが待っていると思ってる。だが、俺はそうなるべくジャージーを身にまとい、シューレースを結んでコートに出てプレーしているんだ。できる限りベストな選手になるべくね。そしてバスケットボール史上最高の選手の1人として記憶されるようにプレーしている」。
ペリカンズのタフなディフェンスもあり、ハーデンはフィールドゴール25投中10本の成功に終わったものの、17投中7本の3ポイントを放り込み、14本すべてのフリースローを決めてみせた。ターンオーバーを7本犯してしまったことは懸念材料ではあるものの、ロケッツを勝利へと導いたことは称賛すべきだろう。
勝ち切ることができなかったペリカンズのアルビン・ジェントリーHCは、ハーデンについて「世界でベストな“アイソレーションプレーヤー”だ」と言及。「リーグ史上、彼よりもすごい選手がいたかどうか、私にはわからない。アイソレーションという状況下で、彼のようにファウルを奪い、プレーを遂行していくことができる選手がね」と白旗を振っていた。
ロケッツはこの試合で21得点を挙げたエリック・ゴードンが右膝を痛めたため、MRI検査を受けることになる。ハムストリングの負傷で離脱中のクリス・ポールに加え、ゴードンまで離脱となると大きな戦力ダウンになることは否定できない。
それでも、今のハーデンならばロケッツに勝利を持ち込むことができるのではないか。そう思わせてしまうほど、昨季のMVPは圧倒的なパフォーマンスを続けている。
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