2019.01.20

運動量豊富なケネス・ファリード、クリント・カペラが戦線離脱したロケッツへ加入か?

ネッツとのバイアウト後、ロケッツ入りが濃厚と報じられたファリード[写真]=Getty Images
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ハーデンとは2014年の国際大会で共に金メダルを勝ち取ったチームメート

 1月19日(現地時間18日)、ブルックリン・ネッツは、昨年7月にデンバー・ナゲッツとのトレードで獲得したケネス・ファリードとのバイアウト(契約買い取り)に合意した。

 リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ファリードはヒューストン・ロケッツと制限なしフリーエージェント(FA)として契約することになるという。

ファリードはリング下でパワーとスピードを兼備したフィニッシャーとして活躍が期待される[写真]=Getty Images

 ロケッツは不動の先発センター、クリント・カペラが右手親指の手術により、4週間から6週間の戦線離脱が決定。オールスターブレイクまで戦列復帰できないことが明らかになったため、その穴埋め役としてファリードに白羽の矢が立っているようだ。

 キャリア8シーズン目のファリードは、203センチ99キロのパワーフォワード。人間(Man)と動物(Animal)を掛け合わせたマニマル(Manimal)という異名を持ち、運動量豊富なプレーで攻防両面に渡って献身的な働きをするロールプレーヤー。

 ネッツに加入した今季はここまで12試合すべてにベンチスタート。平均9.8分5.1得点3.7リバウンドにとどまっているものの、昨季までプレーしたナゲッツでは441試合(うち先発は372試合)に出場して平均24.9分11.4得点8.2リバウンドを記録している。

2014年にアメリカ代表として共にプレーしたハーデン(左)とファリード(右)[写真]=Getty Images

 ファリードには3ポイントをはじめとするアウトサイドシュートこそほぼないものの、リング下におけるフィニッシャーとして期待でき、ファストブレイクで先陣を切ることのできる機動力があることから、カペラ不在時に重宝されるかもしれない。

 なお、ロケッツで驚異的なパフォーマンスを続けるジェームズ・ハーデンとは、2014年にスペインで行われた「FIBAワールドカップ」のチームメート。共に主力として金メダル獲得に大きく貢献。

 大会期間中、ハーデンはチームトップの平均14.2得点2.1スティールに2.8リバウンド3.2アシスト、ファリードはチームトップの7.7リバウンドに12.2得点を挙げていた。

 ファリードがロケッツ入りすることとなれば、ハーデンが繰り出すノールックパスやレッグスルーパスを受け取って相手チームのリムを何度も強襲することになりそうだ。