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7月13日(現地時間12日)、リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところによると、デンバー・ナゲッツとブルックリン・ネッツの2チーム間、ネッツとアトランタ・ホークスの2チーム間でトレードが合意に達したという。
ナゲッツはケネス・ファリードとダレル・アーサー(共にフォワード)と共に、2019年のドラフト1巡目指名権(条件付き)と20年のドラフト2巡目指名権をネッツに放出し、ネッツからはアイザイア・ホワイトヘッド(ガード)を獲得。
ニコラ・ヨキッチとウィル・バートンとの高額契約により、ナゲッツは年俸総額が膨らんでいたが、ファリードとアーサーを放出したことで、約2,100万ドルのサラリー削減に成功した。なお、ネッツから獲得したホワイトヘッドはウェイブすることが濃厚だという。
キャップスペースに余裕を持っていたネッツは、ナゲッツから2選手を引き取った形に映るが、決してマイナスな点ばかりではない。ファリードとアーサーの契約は今季限りで終了するため、今季終了後(19年夏)には約2,100万ドル分はゼロになるからだ。
ファリードはキャリア7年を誇る28歳のパワーフォワードで、キャリア平均11.4得点8.2リバウンドを残しているベテラン。203センチ103キロと、決して大柄ではないものの、高い身体能力とハードワークを武器に、主にインサイドで働くブルーワーカー。2014年にはアメリカ代表として「FIBA ワールドカップ 2014」に出場し、金メダル獲得に貢献していた。アーサーはキャリア9年目を終えた30歳のパワーフォワードで、キャリア平均6.5得点3.5リバウンドを残すベテラン。バイアウトの可能性こそあるものの、若手の多いネッツには良い手本になることができる選手たちだ。
また、『ESPN』はネッツがホークスとのトレードにも合意に達したと報じている。
ネッツは20年のドラフト2巡目指名権と、16年ドラフトで2巡目指名したイーサイア・コーディーニャーとの交渉権を獲得。ホークスはジェレミー・リンと25年のドラフト2巡目指名権などを手に入れることになるという。
リンは今季約1,252万ドルと高額年俸だが、契約は今季限りとなっており、長期的リスクはなさそうだ。キャリア8年を誇るリンはこれまで計6チームでプレーし、平均12.0得点2.9リバウンド4.5アシスト1.2スティールを残してきたコンボガード。昨季は開幕戦で右ひざ膝蓋腱を断裂してしまい、18得点4アシストを挙げていたものの、わずか1試合、25分11秒で終えた。
もっとも、リハビリは順調に進んでおり、今季のトレーニングキャンプには100パーセントに近い状態で臨むことができるだろうと『ESPN』が報じている。
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