2019.02.14

トーマスがデビュー戦で8得点! ヨキッチの決勝点でナゲッツがキングスに劇的勝利

ナゲッツデビュー戦で約13分に出場し、勝利に貢献したトーマス[写真]=Getty Images
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最大17点ビハインドの劣勢から逆転勝ち、トーマスも3Q終盤に貴重な追加点

 2月14日(現地時間13日)、デンバー・ナゲッツはホームのペプシ・センターでサクラメント・キングスと一戦を交えた。

 第1クォーター残り3分12秒。キングスに猛攻を許し、18-33の15点ビハインドとなったナゲッツに、頼もしい助っ人が登場。昨夏ナゲッツと1年契約を結ぶも、股関節のリハビリのため出遅れていたアイザイア・トーマスが、57試合目にして待望の復帰を果たしたのである。

 ナゲッツは前半に最大17点ビハインドを背負うも、ニコラ・ヨキッチポール・ミルサップマリーク・ビーズリーらを中心に追い上げて逆転に成功。試合残り1分10秒でキングスから6点リードを奪い、勝利濃厚な展開へと持ち込む。

 ところが、粘るキングスが猛追。ウィリー・コーリー・スタインのフリースロー2本、ボグダン・ボグダノビッチバディ・ヒールドのショットが決まり、残り15.1秒でキングスが同点に追いつく。

 タイムアウト明けのポゼッション。ナゲッツはヨキッチがショットをミスしてしまうも、自らオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、残り0.3秒で値千金のティップショットを押し込み、ナゲッツが最終スコア120-118で劇的な勝利を飾った。

キャリア28度目のトリプルダブルを達成した⑮ヨキッチが決勝点を挙げた[写真]=Getty Images

 ナゲッツではヨキッチが今季12度目(通算28度目)のトリプルダブルとなる20得点18リバウンド11アシスト。さらにミルサップがシーズンハイに並ぶ25得点に13リバウンド2スティール、ビーズリーが21得点、ウィル・バートンが13得点、ジャマール・マレーとモンテ・モリスがそれぞれ10得点をマーク。

 また、今季初出場を飾ったトーマスがベンチから約13分のプレータイムで2本の3ポイント成功を含む8得点に2アシストを挙げて勝利に貢献した。

 ナゲッツは第2クォーター残り1分33秒にマイケル・マローンHCがテクニカルファウルを連続して犯したため退場。その後はアシスタントコーチのウェス・アンセルドJr.を軸に戦い抜き、リーグベストのホーム戦績(25勝4敗)を死守。マレーは「コーチ・ウェス、そして皆がステップアップしたんだ」とこの日の勝因について『AP』へコメント。

トーマスはデビュー戦ながら、早速ビッグショットを沈めて存在感を見せた[写真]=Getty Images

 「名前を呼ばれた時点で、僕は常に準備ができている」と語ったトーマスは、第3クォーター残り2分16秒に今季初のフィールドゴール(3ポイント)を決めて1点差に追いつくと、残り1分4秒にはマービン・バグリー三世との1対1からプルアップ3を放り込み、ゲーム序盤以来初となるリードをもたらした。「今夜は最高だった。(シーズンという)マラソンはこれからも続くよ!」と自身のSNSに投稿し、今季初出場と初勝利を喜んだ。

 一方、惜しくも敗れたキングスでは、ヒールドが25得点5リバウンド、ハリソン・バーンズが19得点11リバウンド4アシスト2スティール、ボグダノビッチが16得点を挙げるなど、計6選手が2ケタ得点したものの、連勝が2でストップした。

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