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4月20日(現地時間19日)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(2勝)とオクラホマシティ・サンダー(2敗)によるファーストラウンド第3戦が、サンダーのホーム、チェサピーク・エナジー・アリーナで行われた。
両チームは前半、僅差の攻防を繰り広げる中、第2クォーター終盤にポール・ジョージやラッセル・ウェストブルックを中心にサンダーが10-1のランで抜け出し、10点をリードして前半を終える。
すると第3クォーターでブレイザーズのデイミアン・リラードが驚異的なスコアリングマシンと化す。この12分間でリラードは25得点を奪う圧巻のパフォーマンスでチームをけん引し、サンダーとの点差を4点にまで縮めて最終クォーターへ。
ブレイザーズは第4クォーター残り10分41秒にCJ・マッカラムの3ポイントで89-89の同点に追いつくと、サンダーがすかさす反撃。デニス・シュルーダーのプルアップジャンパーとウェストブルックの3ポイントプレーで4点差をつける。
マッカラムのフローターで残り8分50秒にブレイザーズが2点差まで追い上げると、ジェレミー・グラントがいずれもウェストブルックのアシストから3ポイントとレイアップを決め切って残り8分7秒でサンダーが7点をリード。その後はサンダーが5点差以上をキープし、120-108でブレイザーズからシリーズ初勝利を挙げた。
勝利したサンダーではウェストブルックがゲームハイの33得点に5リバウンド11アシスト、フィールドゴール16投中成功わずか3本と苦しんだジョージはフリースローを17投中14本沈めて22得点に6リバウンド6アシスト、グラントが18得点2ブロック、シュルーダーが17得点5リバウンド6アシスト2スティール、アダムズが10得点7リバウンドをマーク。
サンダーの勝因は何よりもウェストブルックの活躍だろう。シリーズ最初の2試合でフィールドゴール成功率35.1パーセント、3ポイント成功率10.0パーセントとスランプに陥っていた男が、この試合では見事に復調。フィールドゴール22投中11本(うち3ポイントは6投中4本)、フリースロー8投中7本を決め切り、見事チームを勝利へと導いてみせた。
チーム全体でも、これまでの2戦でフィールドゴール成功率40.2パーセント、3ポイント成功率16.4パーセントだったものの、この試合ではフィールドゴール成功率48.1パーセント、3ポイント成功率51.7パーセントと飛躍的に向上。
一方のブレイザーズでは、リラードがチームトップの32得点に6アシスト2スティール、マッカラムが5本の3ポイント成功を含む21得点に7リバウンド7アシスト、エネス・カンターが19得点5リバウンド。
リラードとウェストブルックによる激しいライバル争いが展開されているこのシリーズ。22日(同21日)に行われる第4戦で、ブレイザーズがシリーズ突破に王手をかけるのか、あるいはサンダーがホームで意地を見せてシリーズを2勝2敗の振り出しにするのか。次戦も激戦が期待できそうだ。
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