2019.06.29

今夏の大物FAの1人、クレイ・トンプソンはウォリアーズと5年のマックス契約締結か?

キャリア8年目を終えたトンプソン[写真]=Getty Images
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ウォリアーズがFA交渉解禁後に5年約203億円のマックス契約をオファーへ

 トロント・ラプターズとの「NBAファイナル2019」第6戦で、ゴールデンステイト・ウォリアーズ不動の先発シューティングガード、クレイ・トンプソンは左膝の前十字じん帯断裂(ACL)という大ケガを負ってしまい、今後8か月間はリハビリに専念することになると『The Athletic』が報じている。

 キャリア8年目を終えたトンプソンは、ここ5シーズン連続で平均20得点以上をクリア。キャリアすべてのシーズンで3ポイント成功率40パーセント以上を残す、リーグ最高級のキャッチ&シューター。

今年のプレーオフでは21試合に出場し、キャリアハイとなる3ポイント成功率、44.3パーセントを記録した[写真]=Getty Images

 チームメートのステフィン・カリーと並んで7シーズン連続で3ポイントを200本以上沈めており、NBA歴代最長記録を更新している。201センチ97キロのトンプソンは、ソリッドなディフェンスでも評価が高く、今季は5年連続となるオールスター選出に加え、自身初となるオールディフェンシブセカンドチームにも選ばれた。

 今夏制限なしフリーエージェント(FA)となるのだが、トンプソンの第一希望はウォリアーズとの再契約。5年連続のファイナル進出に不可欠な選手として活躍してきたこの男には、複数のチームが獲得に関心を示しているものの、7月1日(現地時間6月30日)のFA交渉解禁直後にウォリアーズと再契約することになりそうだ。

デュラントの去就が気になるものの、カリー(中央)、グリーン(左)、トンプソン(右)というチームの基盤の保持はマストだろう[写真]=Getty Images

 6月29日(同28日)、現地メディア『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、ウォリアーズがトンプソンへ5年1億9,000万ドル(約203億3,000万円)というマックス契約をオファーするだろうと報じている。

 『The Los Angeles Times』のブラッド・ターナー記者が、もしウォリアーズがトンプソンへマックス契約をオファーしなければ、ロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズの話を聞き、オファーについて検討すると28日(同27日)に報じたものの、現状ではウォリアーズとの再契約が濃厚と言っていいだろう。

 ウォリアーズは来季以降もチャンピオンシップ獲得を狙っている。そのためカリー、ドレイモンド・グリーン、トンプソンという過去7シーズンすべてにおいて、チームの基盤を形成している3選手を自ら手放すことは考え難いだけに、トンプソンは来季もウォリアーズに所属することになる、というのが大方の予想だ。

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