2022.03.01
今夏制限付きフリーエージェント(FA)だったトーマス・サトランスキーは、ワシントン・ウィザーズからシカゴ・ブルズへと移籍した。
サトランスキーは201センチ95キロのコンボガード。キャリア3シーズン目となった昨季はジョン・ウォールの長期離脱もあり、80試合(うち先発は54試合)に出場。いずれもキャリアハイとなる平均27.1分8.9得点3.5リバウンド5.0アシスト1.0スティールをマーク。
平均ターンオーバーはわずか1.5本と堅実な働きを見せるサトランスキーは今夏、他チームへ移籍することを望んでいたという。7月29日(現地時間28日)、サトランスキーは自身の出身国であるチェコ共和国のメディアに対して、こう語っていた。
「シカゴからオファーが来た時、この契約が成立することを願っていたんだ。僕はほかの組織の中、新たな環境でトライしたかったんだ。幸運にも、ワシントンはシカゴのオファーにマッチしてこなかったから、シカゴへと移籍することができたよ」。
新天地のブルズにはクリス・ダン、ライアン・アーチディアコノがいるものの、現地メディア『ESPN』は今季の予想スターターでサトランスキーを先発ポイントガードに推している。
今季のサトランスキーは心機一転、ザック・ラヴィーンや元チームメートのオットー・ポーターJr.、そしてラウリ・マルッカネン、ウェンデル・カーターJr.らを率いることになりそうだ。積極果敢に攻め立てるサトランスキーは豪快なダンクもお手の物。ラヴィーンとのダンクショー共演にも期待したい。
ちなみに、8月末から中国で幕を開ける「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」で、サトランスキーはチェコ共和国の代表としてプレーする可能性がある。FIBAランキング24位のチェコ共和国は、アメリカ(同1位)、トルコ(同17位)、そして日本(同48位)と同じグループEに入っているため、八村塁(ウィザーズ)や渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ/2ウェイ契約)、馬場雄大(アルバルク東京)、比江島慎(宇都宮ブレックス)といった選手たちとマッチアップすることになるかもしれない。
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