2019.11.02

ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーが左手骨折で3か月以上の欠場へ

長期欠場となってしまったカリー[写真]=Getty Images
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トップスコアラーのカリー不在で最低45試合を戦うこととなったウォリアーズ

 11月2日(現地時間1日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーが同日に左手第二中手骨の手術に成功したことを発表した。

 10月31日(同30日)に行われたフェニックス・サンズの第3クォーター。カリーはドライブを仕掛けてファウルを受け、コートに倒れた際にアーロン・ベインズ(サンズ)が左手首付近にのしかかってしまい、同箇所を骨折し、ロッカールームへ下がっていた。

 今季4試合を終えて1勝3敗と苦しむウォリアーズだが、チーム側の発表によると、カリーは少なくとも3か月も戦線離脱になるという。

 サンズ戦こそ途中退場したこともあり、9得点5リバウンド6アシスト2ブロックに終わったものの、カリーは4試合平均28.0分20.3得点5.0リバウンド6.5アシスト1.3スティールを記録。得点とアシストの2部門でチームトップの成績を残していただけに、大きな痛手となることは間違いない。

 来年2月のオールスターブレイクを前に、ウォリアーズはあと51試合プレーしなければならず、今後3か月間で45試合をカリー不在で戦わなければならないからだ。

 クレイ・トンプソンも昨季のNBAファイナルで左膝前十字靭帯を断裂しており、もし仮に今季中に復帰できたとしても、今後3か月間にコートへ立つ可能性は皆無に等しいだけに、ウォリアーズは開幕直後ながら窮地に陥ってしまったと言わざるをえない。

 カリーの戦線離脱を受けて、「最悪だね」と切り出したのがドレイモンド・グリーン。「タフになることは間違いない。このチームはステフ抜きで戦わなきゃならないんだ。間違いなく厳しくなるだろう」と語り、落胆していた。

 ウォリアーズは今後、グリーンとディアンジェロ・ラッセルを軸に、若手中心のロースターで戦っていくこととなるも、強豪ぞろいのウェスタン・カンファレンスで上位の成績を残すことは不可能に近いだろう。

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