2019.11.12
10月29日(現地時間28日)。開幕から2連敗中のゴールデンステイト・ウォリアーズと、3連敗中のニューオーリンズ・ペリカンズが激突した。
ホームのスムージー・キング・センターでプレーしたペリカンズはなんとしても白星をつかみたかったものの、ウォリアーズが第2、3クォーターで76-56とペリカンズを突き放し、一度もリードを許さない戦いぶりを見せて今季初勝利(134-123)を挙げた。
「我々がこの試合で勝利するチャンスは皆無だった」とペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)が試合後にこぼしたように、ウォリアーズは攻防両面でペリカンズを圧倒。
勝利したウォリアーズではステフィン・カリーが26得点11アシスト3スティール、ディアンジェロ・ラッセルが24得点7リバウンド8アシスト、ドレイモンド・グリーンがトリプルダブル(16得点17リバウンド10アシスト)に2スティール、ジョーダン・プールが13得点、グレン・ロビンソン3世が12得点9リバウンドと、先発全員が2ケタ得点を残した。
さらにベンチからもデイミオン・リーが23得点11リバウンドを挙げるなどオフェンスが爆発。リバウンド数で61-41と大差をつけている。
もっとも、過去5年連続でウェスタン・カンファレンスを制しているウォリアーズにとって、シーズンは始まったばかりであり、1勝したからといって満足することはあり得ない。
「俺たちはまだきわめて優れたチームではない」と切り出したグリーンは、今後に向けて「高いレベルで競い合い続けなきゃいけない。最初の2試合はそれができていなかった。だが今夜はそれができた。このチームのリーダーの1人として言えるのは、俺たちは毎晩今夜のような試合をコートに持ち込めるようにトライすること」と気を引き締めた。
昨季までのベテラン軍団から一転、若手ぞろいのチームとなった今季について「それが今シーズンのテーマになるだろう」と答えたカリーは、「今シーズンは全てにおいて、僕らは戦い続けることになる。決して綺麗なものにはならないかもしれない。毎晩僕らはプレーするだけじゃなくて、(若手たちに)教えていかなきゃいけないんだ」と語ると、「僕らはそのチャレンジと共に、その責任があることも受け入れる」と決意を口にした。
一方、今年のドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソンを膝の負傷で欠くペリカンズは、ベテランのドリュー・ホリデー(左膝の打撲)とデリック・フェイバーズ(右膝の痛み)も欠いてしまい、悪夢の開幕4連敗。
ブランドン・イングラムがゲームハイの27得点に10リバウンド6アシスト2スティール、ルーキーのジャクソン・ヘイズがデビュー戦で複数のダンクを含む19得点を挙げるなど、計6選手が2ケタ得点。チーム全体で36アシストを残すなど現有戦力で奮闘を見せたものの、勝利には届かなかった。
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