コービーと5回の優勝を達成したフィル・ジャクソン氏「彼は選ばれし者だった」

長年に渡ってコービー（左）の師であったジャクソン氏（右）［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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長年コービーの師であったジャクソン氏

　事故から1日が明け、偉大なる元ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントとの別れを悲しむ人々の声は後を絶たない。この報道に数多くのNBA関係者や著名人が声明文やコメントを残しているが、コービーの元ヘッドコーチであり、ともに5回のリーグ制覇を達成したフィル・ジャクソン氏もコメントを残した。『Bleacher Report』が報道している。

「この出来事は、あまりに多くの家族にとって極めて悲惨なことであった。私の祈りを（コービーの妻である）バネッサと愛する人を失った家族に捧げる」と、ジャクソン氏は犠牲者へ祈りを送った。「コービーは選ばれし者だった。多くの人たちにとって、あらゆる要素で特別な存在だった」と、コービーの偉大さを振り返ったジャクソン氏。最後に、「コーチと選手という我々の関係には、もはや超越したものがそこには存在していた。彼は旅立っていった」と締めくくっている。

　コービーは生前の2017年に、自身が将来的に殿堂入りを果たしてスピーチを行う際、マイケル・ジョーダン氏（元シカゴ・ブルズほか／現シャーロット・ホーネッツオーナー）かジャクソン氏に式典に出席して欲しいと、『Complex』をとおして答えていた。単にアスリートとしてだけでなく、1人の人間として成長させてくれたメンターだったからだと語っていたのだ。それだけにコービーとジャクソン氏の強い師弟関係が感じられるが、それはこれからも未来永劫変わることはない。