2020.05.25

キャリア8年を誇るビッグマン、ジョン・ルーアーがNBA引退を表明

ルーアーはピストンズとグリズリーズに各3シーズン所属した[写真]=Getty Images
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ピストンズでプレーした16-17シーズンには自己最高の平均10.2得点を奪取

 5月25日(現地時間24日、日付は以下同)。31歳のジョン・ルーアーが、自身のインスタグラムでNBAから引退することを表明した。

「私はバスケットボールというゲームが大好きだ。まだまだプレーしたい。でも心の中で、自分の健康を思うと(プレーを続けることは)正しい決断とは言えない。過去3年、私はいくつものケガと向き合ってきた。そのうちの2つはシーズンを全休させるものだったんだ。私はこのことを受け止めることにした。でも公式に引退するという決断に、しっかりと向き合うことができているよ」。

 そう綴ったルーアーは、2011年のドラフト2巡目全体40位でミルウォーキー・バックスから指名された208センチ103キロのビッグマン。バックスでキャリアをスタートさせて、クリーブランド・キャバリアーズ、メンフィス・グリズリーズ、フェニックス・サンズ、デトロイト・ピストンズの計5チームで8シーズンをプレー。

 通算377試合(うち先発は80試合)に出場したルーアーは、平均15.8分6.4得点3.8リバウンドを記録。ピストンズ在籍時の16-17シーズには75試合(うち先発は34試合)に出場し、平均25.9分10.2得点5.4リバウンド1.5アシストと軒並みキャリアハイをマーク。17年2月4日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではキャリアハイの24得点を奪った。

 だが昨年6月21日に行われたドラフト当日にケビン・ポーターJr.トニー・スネルとの交換でバックスへトレードされたルーアーは、同年7月10日に解雇され、今季は1試合も出場できていなかった。