6月13日（現地時間12日、日付は以下同）。NBAはフロリダ州オーランドで再開される今季の“第二幕”の詳細な日程をチーム側へ通達した。

　9日に行われたNBA選手会（NBPA）の電話会談後、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたおおまかな日程と比較すると、イースタン・カンファレンスの9チーム、ウェスタン・カンファレンスの13チームによる計22チームがレギュラーシーズンとして8試合を行う開始日が8月1日から7月31日へ前倒しになることが分かった。

　それに伴い、第8シードと第9シードのチームが4.0ゲーム差以内になった場合に行われるプレーイン・トーナメントをはじめ、プレーオフの日程も若干早まることとなった。その一方で、NBAファイナル第7戦の予定日は10月13日から14日へと変更。これは13日に『ESPN』がマンデーナイト・フットボールを中継することが決まっているからではないかと同メディアのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。

　今季の“第二幕”に関する日程の変更内容は以下のとおり。
※日付はすべて日本時間

＜BEFORE＞

■6月9日時点の暫定スケジュール
8月1日：レギュラーシーズン再開（各チーム8試合）
8月17、18日：プレーイン・トーナメント
8月19日：プレーオフ1回戦開始
9月2日：カンファレンス・セミファイナル開始
9月16日：カンファレンス・ファイナル開始
10月1日：NBAファイナル開始
10月13日：NBAファイナル第7戦（それまでに決着がつけば今季終了）

↓

＜AFTER＞

■6月13日にNBA側が通達したスケジュール
7月31日～8月15日：レギュラーシーズン再開（各チーム8試合）
8月16、17日：プレーイン・トーナメント
8月18日：プレーオフ1回戦開始（上記トーナメントがなければ早まる可能性あり）
9月1日～14日：カンファレンス・セミファイナル
9月16日～29日：カンファレンス・ファイナル
10月1日～14日：NBAファイナル

個別ワークアウトの期間を延ばし、キャンプ開始を当初から約1週間後に変更

　なお、新型コロナウイルスの検査については今月から開始予定で、もしそこで陽性反応が出れば、その選手は最低7日間、隔離されることとなる。リーグ側は選手の健康面と安全性を確保すべく、現在もそのプロトコルを制作中で、再開日までにはルールブックとして配布する予定。

　参戦する22チームは、6月24日にフロリダ州のレイク・ブエナ・ビスタにあるディズニー・キャンパスへと向かい、新型コロナウイルスの検査を受けることとなる。トレーニングキャンプは7月1日開始予定と報じられていたが、NBAは2日から開催地へと向かう8～10日までの期間を個別ワークアウトの期間として延長し、ディズニー・キャンパスへ到着後から30日までをトレーニングキャンプの期間とした。

　トレーニングキャンプ期間中の22日、または23日には、それぞれのチーム内におけるロースターで3つに分けてスクリメージがスタートする予定。各チームのスクリメージの予定はNBA側が追って日程を決めて通達するものとし、スクリメージにはNBAのレフェリーも参加させることになるという。

　各チームがレギュラーシーズンとして行う8試合の対戦相手については未発表だが、3月12日まで消化した時点の残りのスケジュールをベースに組み込んでいくようだ。