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8月1日(現地時間7月31日、日付は以下同)にフロリダ州オーランドで今季の“第二幕”がスタートするNBA。22チームが参戦し、レギュラーシーズン8試合を終えると、通常のフォーマットどおりに4戦先勝のシリーズでプレーオフを行い、今季のチャンピオンが決まる。
イースタン・カンファレンスでは、7位のブルックリン・ネッツ(30勝34敗/勝率46.9パーセント)、8位のオーランド・マジック(30勝35敗/勝率46.2パーセント)、9位のワシントン・ウィザーズ(24勝40敗/勝率37.5パーセント)の3チームが6.0ゲーム差以内におり、最後の2枠をかけて競い合うこととなる。
だがネッツでは2大スーパースターのKDことケビン・デュラントとカイリー・アービングが欠場で、マジックもジョナサン・アイザックとアル・ファルーク・アミヌという両フォワードの復帰が微妙、ウィザーズもジョン・ウォールが復帰しないことが確実となり、3チームともベストメンバーで臨めないことが明らかとなった。
特にネッツは3月上旬にケニー・アトキンソン前HC(ヘッドコーチ)を解任し、ジャック・ボーンが暫定HCを務めて2連勝を飾った段階でシーズン中断。デュラントとカイリー不在では形勢不利と受け取ってもよさそうだが、このチームは3月11日にアウェーでロサンゼルス・レイカーズを接戦の末に下す金星を挙げており、そう簡単にプレーオフ出場争いから脱落するとは思えない。
ネッツは今季終了後、ボーン暫定HCの代わりに新たな指揮官を獲得するのでは、というウワサもあるのだが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、ボーンが正式にHCへと昇格すると見ているようだ。6月10日に公開されたポッドキャスト「The Load Management」にて、シャラニア記者はボーンについてこう評していた。
「この男はスパーズからやって来た。ショーン・マークスと同じ系統なんだ。私が知っている限り、彼は選手たちとうまくやっていけるし、新たな信頼関係を構築していけると見ている」。
現役時代、ボーンは主にバックアップのポイントガードとして12シーズンをプレー。キャリア平均16.3分4.5得点1.3リバウンド2.5アシストを残し、2007年にはサンアントニオ・スパーズで優勝を経験。
08-09シーズンを最後に現役から退くと、ボーンは10-11シーズンから2シーズンをスパーズでアシスタントコーチ(AC)、12-13シーズンからはオーランド・マジックのHCとして約3シーズンを指揮して58勝158敗(勝率26.9パーセント)を記録。16-17シーズンからネッツのACを務めてきた。
ネッツでゼネラルマネージャー(GM)を務めるマークスも、スパーズを経てネッツのフロントに就任してきただけに、両者の中には共通の考えがあるのかもしれない。
今季再開後、ボーン暫定HCがネッツをプレーオフへと導き、選手たちからの信頼を勝ち取ることができるのならば、マークスGMが来季ボーンをHCとして起用すると発表しても決しておかしくはないだろう。
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