2020.10.02
8月10日(現地時間9日、日付は以下同)に行われたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦。ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーが20得点7リバウンド2スティール1ブロックをマークして124-121の勝利に貢献。
シーディングゲーム(順位決定戦)の戦績を4勝2敗としたブレイザーズでは、デイミアン・リラードがゲームハイの51得点に7アシスト2スティール、CJ・マッカラムが16得点7リバウンド4アシスト、ユスフ・ヌルキッチが15得点3ブロック、マリオ・ヘゾニャが12得点を記録した。
ウェスタン・カンファレンス9位のブレイザーズ(33勝39敗)は、プレーオフ最後のスポットの座をかけて負けられない戦いが続いており、10日終了時点でニューオーリンズ・ペリカンズ(30勝40敗)とサクラメント・キングス(29勝41敗)がプレーオフ争いから脱落。
今後は8位のメンフィス・グリズリーズ(33勝38敗)をブレイザーズ、サンアントニオ・スパーズ(31勝38敗)、フェニックス・サンズ(31勝39敗)の3チームが追いかけて、8位と9位のチームがプレーイン・トーナメントを繰り広げることとなる。
そんな中、この日20得点を挙げたカーメロは、通算2万6411得点へと伸ばし、ジョン・ハブリチェック(元ボストン・セルティックス/2万6395得点)とポール・ピアース(元セルティックスほか/2万6397得点)を抜いてNBA歴代15位へと浮上。
「それは光栄なことだし、俺がまだこうしてプレーできていることに感謝している。歴代15位までたどり着いたんだから。偉大な選手たちが残した記録を抜くことができるなんて、当たり前だなんて思いたくはない」とカーメロは言う。
だがキャリア17年目の大ベテランは、プレーイン・トーナメント進出にフォーカスしており、多くを語ることはなかった。
「今この瞬間に、この記録を祝福するのはなんだか難しいね。すごくありがたいと思ってるし、最高のマイルストーンだ。何度も言うように、俺はこのことを軽視したくはない。でもそれについてくどくど言うわけにはいかないんだ。今俺たちは激しい戦いをしている最中だからね。俺たちにとって、それこそが最も価値のあることであり、成し遂げなければいけないことなんだ」。
ブレイザーズは今後、12日にダラス・マーベリックス、14日にブルックリン・ネッツと戦い、プレーイン・トーナメントに進出できるかが決まるだけに、必勝態勢で臨むこととなる。カーメロが2年ぶりのプレーオフ出場を果たせるか、今後の活躍にも期待したいところだ。
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