2020.10.01

レイカーズ指揮官がADを絶賛「舞台が大きくなればなるほどプレーを引き上げてくれる」

ファイナルデビュー戦でゲームハイの34得点を奪ったデイビス[写真]=Getty Images
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「相手は俺たちに先制パンチをしてきた。だから俺たちは自分たちの能力を見せつけてやろうとしたのさ」とレブロン

 ロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートによる初の対戦カードとなった今年のNBAファイナル。10月1日(現地時間9月30日、日付は以下同)に行なわれた初戦は、最初の約6分間はヒート優勢の展開となった。

 ジェイ・クラウダーの3ポイントで先制したヒートは、ADことアンソニー・デイビスにお返しとばかりに長距離砲を放り込まれて同点とされるも、そこからジミー・バトラーの3ポイントやフローター、バム・アデバヨのレイアップやダンク、ゴラン・ドラギッチのショットなど6ポゼッション連続で得点に成功。第1クォーター残り5分38秒で23-10と13点のリードを手にする。

 するとレイカーズはラジョン・ロンドカイル・クーズマを投入。ロンドのステップバックジャンパーを皮切りに、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがロンド、クーズマのアシストから2本連続で3ポイントを放り込み、レイカーズが一気に追い上げる。

レイカーズはこの日もレブロン(右)とデイビス(左)という超強力タッグがけん引[写真]=Getty Images

 デイビス、レブロン・ジェームズも加点したことに加え、ヒートの守護神アデバヨから2つ目のファウルを誘発。最後は13連続得点で逆転に成功し、31-28とリードを奪って最初の12分間を終えた。

 続く第2クォーターもレイカーズは好調を維持。レブロンとデイビスへタイミングを見てダブルチームを仕掛けるヒートに対し、クーズマ、ロンド、ダニー・グリーン、デイビス、マーキーフ・モリスと3ポイントが面白いように決まり、65-48と17点差をつけて試合を折り返す。

 後半で何とか巻き返したいヒートだったが、前半にスターター3人が負傷。左足首ネンザのバトラーこそコートに戻ってきたものの、ドラギッチ(左足底筋膜を断裂)とアデバヨ(左肩の張り)はコートに戻れず。最大32点差をつけられ、最終スコア98-116で敗戦。

 初戦を制したレイカーズでは、デイビスがゲームハイの34得点に9リバウンド5アシスト3ブロック、レブロンが25得点13リバウンド9アシストと両輪が期待どおりの活躍でチームをけん引。

 さらにコールドウェル・ポープが13得点2スティール、グリーンが11得点2スティール3ブロック、アレックス・カルーソが10得点、モリスが8得点、ロンドが7得点4アシスト、積極的な声出しで盛り立てたドワイト・ハワードが8リバウンド2アシストと続いた。

 持ち前のシュート力とスキルを駆使して高確率にショットを沈め、ファイナルデビュー戦で大暴れを見せたデイビスに対して、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「彼は舞台が大きくなればなるほど、自身のプレーを引き上げてくれるんだ」と称賛。

「マイアミがどれほどハードにプレーしているのかを痛感することになった。相手は俺たちに先制パンチをしてきた。だから俺たちは自分たちの能力を見せつけてやろうとしたのさ」とレブロン。

 一方のヒートでは、バトラーが23得点5アシスト2スティール、ケンドリック・ナンが18得点5リバウンド、タイラー・ヒーローが14得点、クラウダーが12得点2ブロックを記録も、アデバヨとドラギッチの途中退場はあまりにも大きすぎた。

左足首ネンザを負いながら奮戦したバトラー[写真]=Getty Images

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