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8月21日(現地時間20日、日付は以下同)に行なわれた今年のNBAドラフトロッタリー(指名順位の抽選)で、ミネソタ・ティンバーウルブズが1巡目全体1位、ゴールデンステイト・ウォリアーズが同2位の指名権を手に入れた。
11月19日に開催予定のドラフト当日に向けて、各チームはそれぞれのチームが求める能力、ポテンシャル、あるいは魅力を持つ選手を選定し、当日に向けて準備を進めている段階なのだが、ウルブズとウォリアーズは若手育成よりも今すぐに勝利することを望んでいるため、指名権をトレードに使う可能性がある。
『The Ringer』のケビン・オコナー記者は「NBAのエグゼクティブたちが言っているのは、ウルブズは指名権をトレードダウン、あるいはそれを駆使して今すぐ勝利すべく、カール・アンソニー・タウンズとディアンジェロ・ラッセルを助けることができる選手を獲得することに関心を示すかもしれない」と報道。
ビッグマンのタウンズ、ガードのラッセルという中心選手を擁するウルブズは、当初アンソニー・エドワーズ(ジョージア大学/ガード)を指名するのでは、と予想されていたのだが、来季プレーオフ返り咲きを狙うのであれば、今年制限付きフリーエージェント(FA)のマリーク・ビーズリーと再契約する方が理にかなっていると言える。
というのも、ビーズリーは今季途中にデンバー・ナゲッツからトレードで加入後、ウルブズで14試合に出場して平均20.7得点5.1リバウンド1.9アシストに3ポイント成功率42.6パーセント(平均3.5本成功)を残しており、即戦力として計算できるからだ。
あるいは、ドラフト指名権を絡めたトレードで、オールスター級の選手を獲得し、タウンズ、ラッセルと3本柱を形成して来季に臨むという手段もあるだろう。
一方、ウォリアーズにはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーンという核が在籍している。そのため、「ドラフトではビッグマンを獲得するのでは?」と報じられており、ジェームズ・ワイズマン(元メンフィス大学/センター)がその筆頭候補に挙がっていた。
だが地元メディア『The San Francisco Chronicle』のコナー・レトーノウ記者は「組織内にいる人たちと話したところ、彼らはロッタリーピックでセンターを指名することに乗り気ではないようだ。どちらかと言えば、ポジションレスでアップテンポなスタイルに適した選手を指名するんじゃないか。あとはFAでセンターのローテーション入りする選手を獲得することになるだろうね」と10月14日に報じていることから、トレードに使わないのであれば、206センチのデニ・アブディヤ(イスラエル出身/フォワード)を指名するかもしれない。
ドラフト当日まで約1か月。ウルブズ、ウォリアーズの動向に加えて、他チームの動きも気になるところだ。
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