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11月6日(現地時間5日)。ヒューストン・ロケッツは新たに就任したラファエル・ストーンGM(ゼネラルマネージャー)、スティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)の就任会見をバーチャルで行なった。
これまでロケッツでフロント業務をこなしていたストーンGMは「この8年間というもの、我々のゴールはチャンピオンシップを勝ち取ることでした。それは何よりも、ジェームズ・ハーデンを獲得したからです。このチームには依然として彼が在籍しています。つまり、我々のゴールは今でも優勝することです」と口にした。
マイク・ダントーニ前HC(現ブルックリン・ネッツAC)の後任としてロケッツの指揮官となったサイラスは、初のHCではあるものの、自身の置かれた状況についてこう話している。
「私にとって、今回は初めてのHC経験で、今すぐに勝つという状況となっており、すばらしいことです。私は今すぐにでも勝利したいコーチです。成長していくことではなく、すぐにでもチャンピオンシップに勝利することを考えることに非常に興奮しています。そのゴールに対して備え、準備していくだけです」。
ロケッツの前GM、ダリル・モーリーはフィラデルフィア・セブンティシクサーズのバスケットボール運営部門代表に就任。先日、自身がロケッツ時代にトレードで獲得したハーデンをシクサーズに招き入れようとしていると報じられていたが、ロケッツがフランチャイズプレーヤーを手放すとは到底思えない。8年連続でプレーオフに進出しており、このチームのゴールはストーンGMの言うとおり、フランチャイズ史上3度目の優勝に他ならない。
このチームにはハーデンのほか、ラッセル・ウェストブルックやエリック・ゴードン、ロバート・コビントン、PJ・タッカーといった主力が今季も契約下にある。フリーエージェント(FA)として移籍する可能性があるのはオースティン・リバース(プレーヤーオプション)、ジェフ・グリーン、デマーレイ・キャロル(共に制限なし)あたりで、既存戦力を保持できれば来季も優勝候補の一角に入ることは可能だろう。
そこでサイラス新HCとストーン新GMがどのようなロースターを形成し、どんな戦術で選手たちの能力を最大限に発揮させるのか。指揮官とGMが変わったロケッツだが、以前、選手育成コーチを務めていたジョン・ルーカスがアシスタントコーチ(AC)として復帰することが濃厚と『The Athletic』が報じており、大きな混乱を招くことなくチームがまとまりを見せれば、今季も侮れないチームとなるに違いない。
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