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ウルブズ対ウォリアーズ戦が延期へ…移民摘発強化で市民との対立激化、死亡事件に発展

ミネアポリスの連邦職員による銃撃事件を受け、NBAの試合が延期 [写真] = Getty Images
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 NBA は1月25日(現地時間24日、日付は以下同)、この日に予定されていたミネソタ・ティンバーウルブズゴールデンステイト・ウォリアーズの試合を翌日に延期すると発表した。

 延期の理由について、NBAは声明の中で「ミネアポリス地域社会の安全と安心を最優先するため」としている。ウルブズの本拠地ミネアポリスでは連邦移民当局と市民の対立が激化しており、同日に連邦職員の銃撃により市民が死亡した事件が発生した。

 背景にあるのは、2025年末から始まった連邦政府主導の移民取締の急激な強化である。トランプ政権の主要政策のひとつとして全国的な移民政策の強化が進められており、ミネアポリス周辺には移民・税関取締局(ICE)など数千人規模の連邦職員が投入された上で大規模な取締や摘発が行われている。従来ミネアポリスは移民や難民を比較的多く受け入れてきた都市であり、今回の急激な方針転換に市民の反発が強まっている。

 今月に入り、摘発への抗議デモが連日発生し当局との衝突が繰り返されている。極寒の中で数千人規模の市民が市の中心部に集まり、連邦当局の撤退や説明責任を求めて声を上げてきた。デモはダウンタウンの主要施設やスポーツ施設周辺にも及び、警備体制の強化が続いている。

 市民と当局の衝突は銃撃事件へと発展し、今月だけで連邦職員が関与した発砲事件は3回発生しており、少なくとも2人の市民が死亡している。1月8日には市民の女性が連邦職員の発砲により死亡し、抗議活動が激化していく中で25日に2人目の死亡事件が発生した。なお、25日の事件はウルズのホームアリーナであるターゲットセンターから約3km先で発生している。

 2020年には、ウィスコンシン州で発生した警官による市民の銃撃を受けて選手たちがボイコットを行い、試合が3日延期された。今回の延期はボイコットではない上に背景も異なるが、スポーツやエンターテイメントと地域社会uが切り離せるものではないことを改めて示している。

 ウルブズとウォリアーズの試合は26日に延期され、27日にも同カードの対戦が予定されている。

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