2020.12.09

家庭の事情で第二幕の出場を辞退したエイブリー・ブラッドリー「本当につらかった」

レイカーズからヒートへ移籍したブラッドリー(右)[写真]=Getty Images
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 今年のフリーエージェント(FA)戦線で、エイブリー・ブラッドリーはプレーヤーオプションを破棄して制限なしFAとなり、ロサンゼルス・レイカーズからマイアミ・ヒートへ移籍。

 キャリア10年目となった昨季、ブラッドリーはレイカーズの主力の1人として主にディフェンス面で大きく貢献。今年3月中旬のシーズン中断までスターターの一角を務め上げ、平均24.2分8.6得点2.3リバウンド1.3アシストを残していた。

 だが第二幕を前に、ディフェンス巧者は出場を辞退。その要因は家庭の事情にあり、特に6歳の息子が呼吸器疾患で苦しんだ過去があるため、開催地へ入ることが医者から認められないという背景があったようだ。

 ブラッドリーの出場辞退により、レイカーズはケンテイビアス・コールドウェル・ポープをスターターにスライドし、代役としてJR・スミスと契約。レブロン・ジェームズアンソニー・デイビスを中心とした布陣でプレーオフを勝ち上がり、NBAファイナルではヒートを4勝2敗で下し、通算17度目のチャンピオンに輝いた。

 当時の心境について、ブラッドリーは12月9日(現地時間8日)に『South Florida Sun Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者へこう明かしている。

「あの時は本当につらかった。苦しかったしタフだったんだ…。チャンピオンシップを決めた試合では、両手に汗をかいていたくらいだった」。

 同記者によると、ブラッドリーは第二幕の期間中もロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)とは定期的に連絡を取り合っていたというが、新天地としてヒート入りすることを決断。

 今季ブラッドリーは2年連続でファイナル進出を狙うヒートの主軸を担い、持ち前のアグレッシブかつ粘り強いディフェンスを存分に発揮していくに違いない。古巣レイカーズとの試合でチャンピオンリングを手にすることとなるが、コート上では引き続きタフなディフェンスでマッチアップ相手を苦しめていくことだろう。

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