12月15日（日本時間14日、日付は以下同）。ゴールデンステイト・ウォリアーズに頼もしい選手が帰ってきた。

　この日行なわれたチーム練習で、在籍9年目のドレイモンド・グリーン、今年のドラフト全体2位指名のジェームズ・ワイズマンが初参加。今季のスターターを務めることが濃厚な2選手が加わり、ウォリアーズは現状におけるベストメンバーがそろったと言っていい。

「彼らがフロアに戻ってきてくれて、本当に良かったよ。ドレイモンドはこのチームのリーダーだからね。キャンプ最初の週はリーダー不在だったから難しかったんだ。彼はすぐさまフィルムセッションでアドバイスをしていたし、フロアでもアドバイスしていた。トラッシュトークもしていたけどね。お陰でエナジーレベルが急上昇したよ」。

　スティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）は練習後にそう語り、リーダーの復帰を大歓迎。先週、ボブ・マイヤーズGM（ゼネラルマネージャー）は2選手に新型コロナウイルスの検査結果で陽性反応が出たと発しており、両選手を除く全選手がチーム練習に参加していたため、リーグのプロトコルによりグリーンとワイズマンはチームに合流していなかった。

　この日のチーム練習に参加したことで、グリーンとワイズマンは23日に行なわれるブルックリン・ネッツとのレギュラーシーズン開幕戦に出場できるかもしれないだけに、ウォリアーズにとっては一安心か。

「ジェームズはすごく良かったと思うね。彼のエナジーは高かったし、ポジショニングも良かった。ポジショニングや高いエナジーというのは教えて何とかなるものではないからね。それにものすごく質問もしてきた。俺は彼が吸収するスポンジかのように思えた」。

　グリーンはフロントコートで新たにタッグを組む新人ビッグマンについてそう話しており、好感触をつかんだようだ。

　そのワイズマンは「僕にはものすごいエナジーがある。プレーするのが楽しみで仕方なかったんだ。このチームに自分の持ちうる全てのエナジーを持ち込んだ。クレイジーだったね。初めての練習は本当にクレイジーなものになったよ。でもそれと同時に、ベテランたちから多くのことを学ぶことができた」と興奮を隠せなかった。

　ウォリアーズは今後、23日の開幕戦に向けて、16日と18日にサクラメント・キングスとのプレシーズン2試合を行うこととなる。