2021.06.12
今シーズン、トレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍したデニス・シュルーダー。メインハンドラーを務める36歳のレブロン・ジェームズの負担を軽減することが獲得した目的の1つであり、待望のポイントガードの加入は連覇を目指すレイカーズにとってプラスに作用すると見られた。
だがここにきて、注目すべき出来事が起きた。3月31日(現地時間30日、日付は以下同)、『SB Nation』によれば、シュルーダーは球団側から提示された4年8,400万ドル(約92億9,500万円)の契約延長を断ったという。なお契約内容として、全額保証か部分的な保証が含まれているのかは現時点で不明だそうだ。
これまでレイカーズとは新たな契約に関して協議が行われ、シュルーダー自身も球団文化に惹かれたことで、残留することに前向きな姿勢を持っていた。だが昨年12月にも2年3,340万ドル(約36億9,600万円)の延長オファーを断っており、両者の契約交渉については難航していることがうかがえる。
1月には同メディアをとおして「長期的にここにとどまりたい」と思いを打ち明けていたシュルーダー。あくまでレイカーズとの契約を優先しているのかもしれないが、『Fadeaway World』では、26日に以下のようなコメントも残している。
「本当に一筋縄ではいかないビジネスだね。最終的にはシーズンを戦い抜いて、『レイカー』でありたいと思う。でも違う選択肢も見てみたいと思うんだ。けれどレイカーでもありたい。両者にとってフェアであることが必要だ。このチームに残るつもりでいるよ」
今季終了後に制限なしフリーエージェントになるシュルーダーとしては、魅力的なレイカーズにとどまることを目標としている様子。だが言及していた「選択肢」とは、果たして来夏オフシーズンで他球団から提示される契約内容なのか、あるいはレイカーズから提案されるほかの契約内容なのかは定かではない。いずれにせよ、レイカーズはこの問題に継続的に取り組む必要がありそうだ。
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