2021.04.02
3月29日(現地時間28日)、アンドレ・ドラモンドがウェイバーをクリア後、ロサンゼルス・レイカーズと契約したと『ESPN』が報道。トレードデッドラインまでに複数球団から関心を引きつけていたドラモンドは、最終的にトレードはされずにクリーブランド・キャバリアーズからバイアウトされていた。
今シーズン、ドラモンドはキャブスで平均17.5得点13.5リバウンド1.2ブロックを残している。インサイドを支配するという伝統的なスタイルをつらぬくセンターの加入は、レイカーズに恩恵をもたらすかもしれない。今季は昨シーズンのように、アスレティックタイプのジャベール・マギー(デンバー・ナゲッツ)や、強靭な肉体とリムプロテクトを武器にするドワイト・ハワード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)といったビックマンが不在だったからだ。スマートでアシストに長けたマルク・ガソル、そしてアンソニー・デイビス(右アキレス腱炎)もコートに戻れば、戦いのバリエーションはより豊富になることが期待される。
またリーグにおいても、レイカーズに加入したドラモンドの今後の活躍が注目されているそうだ。『NBA ANALYSIS NETWORK』によると、とあるNBAのスカウトが以下のように分析したそうだ。
「ドラモンドを評価するうえで、正当な意見がある。彼はリバウンドに長けてはいるが、リムプロテクターとしての能力は持ち合わせていない。オフェンスでは無駄があり、長年競争力の低いチームに在籍してきた。だからこそレイカーズへの加入によって、彼のそういったマイナスな部分が変わるかどうか、興味深い部分ではある」
現在27歳であるドラモンドは、これまでオールスターに2回選出されており、4回リバウンド王に輝いている。しかしプレーオフを経験したのは2015-16シーズンと2018-19シーズンと、9シーズンでわずか2回のみ。しかしこのスカウトは、「ドラモンドは今までハイレベルなパッサーとプレーしたことがない。だからこそリムへのローラーとしての潜在性を秘めているかもしれない」とし、「もしレブロン・ジェームズやデニス・シュルーダーが(ピックアンドロールで)ディフェンスを崩してくれたら、ドラモンドは(ローラーとして)理想的なフィニッシャーになれるだろう」とコメントしている。こうして2連覇を目指すレイカーズに在籍することになったドラモンドだが、果たしてどのような化学反応を起こしてくれるのだろうか。
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