2021.04.20
ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、得点、アシスト、リバウンドのすべてでチーム最高のアベレージを記録し、今シーズンも優勝を狙うチームをけん引している。4月2日に発表されたMVPの行方を占う「Kia MVP Ladder」の最新版でも4位(前週は2位)につけており、このままプレーオフに向けてコンディションを高めていけば、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックスほか)やウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)らに並び、3年連続のMVP受賞選手一覧に名を連ねることも不可能ではないだろう。
一昨年と昨年はオールスターのキャプテンにも抜擢され、選手として全盛期を迎えているヤニスだが、同選手は先週、数ある名誉にも代え難い、最高の経験をした。
ヤニスは、4月1日(現地時間3月31日)にステイプルズ・センターで開催されたロサンゼルス・レイカーズとバックスの一戦で、チームメートにして次男のタナシス・アデトクンボ(バックス)、そして対戦相手に所属する四男のコクタス・アデトクンボ(ロサンゼルス・レイカーズ)とともに兄弟揃って試合に出場したのだ。
Antetokounmpo brothers sharing a moment. 💚💛💚 pic.twitter.com/4ML4aAoMOR
— NBA (@NBA) April 1, 2021
3選手がオンコートにいた時間は、最終クォーターのわずか52秒。それでもバックスの背番号34にとって、その約1分間は特別なひとときだったようだ。ヤニスは試合後、念願の兄弟対決を以下のように振り返っている。
「今日のあの瞬間は多分、僕がNBAでプレーした中でも最高のできごとだった。他にどのようなことを成し遂げても、こんな気持ちになることはないだろうね。試合を決めるブザービーター、40得点、50得点を記録しようと、そんなことはどうだっていいぐらいだよ」
「ともに育ち、同じベッドで寝て、僕たちは天井を見上げながら、NBAでプレーする姿を想像していたんだ。そして、それが実現して同じコートに立ち、僕たちの母が携帯電話でその一部始終を録画する。プライスレスだし、他の何にも代え難いものだと思わないか。僕たちがNBAで経験したなかで、最高の瞬間だったよ」
一足先にヤニスがベンチに下がったあと、次男vs四男のマッチアップが実現。その瞬間、タナシスは弟のコクタス相手にサイドステップからのジャンパーをお見舞いしてみせた。試合後、ヤニスは2人のハイライトについて、このようにコメントしている。
「分からないな。タナシスはただただ冷酷な男だよ。弟相手にステップバックしたよね。『おいおい、タナシス。何で弟にそんなことができるんだよ?』って感じだった。僕もタイミングはあったけど、僕はやらなかったよ」
"C’MON MAN! How can you do that to your lil brother?” pic.twitter.com/qHE4Z7PdfR
— Milwaukee Bucks (@Bucks) April 1, 2021
兄弟3人そろってNBAのコートに立ったのは、ドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)、ジャスティン・ホリデー、アーロン・ホリデー(ともにインディアナ・ペイサーズ)が、2019年に同時出場して以来の快挙だ。
また、アデトクンボ一家は、末っ子のアレックス・アデトクンボ(CBムルシア)が現在、NBA入りを目指してスペインでキャリアを重ねているところ。コート上の10選手中4選手がアデトクンボという瞬間が訪れる日も、そう遠くはないかもしれない。
文=Meiji
楽天モバイルなら
追加料金0円でNBAが楽しめる!【PR】
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約すると、通常4,500円(税込)の「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」で何と追加料金0円でNBAを楽しめます。
携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。最安料金は1,000円(税込)以下! 世界トップのバスケをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。
八村塁の活躍を見逃すな!
世界最高峰のNBAを観るなら
WOWOWオンデマンドで【PR】
「WOWOWオンデマンド」とは、テレビやBS視聴環境がなくてもWOWOWのコンテンツを月額2,530円(税込)で楽しめるサービスです。
2021.04.20
2021.04.16
2021.04.09
2021.03.23
2021.03.22
2021.03.16