2022.05.13
神童ルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックスは、2年連続のプレーオフ進出に向けて、ここまで順調な戦いぶりを見せている。
4月8日(現地時間7日、日付は以下同)終了時点でウェスタン・カンファレンス7位の28勝22敗。このままの順位でレギュラーシーズンを終えた場合は、プレーイン・トーナメントを繰り広げることになるのだが、6位のポートランド・トレイルブレイザーズ(30勝20敗)とは2.0ゲーム差であり、1つ順位を上げれば同トーナメントに出場せずにプレーオフへと駒を進めることができる。
そのマブスは3月26日のトレードデッドラインにニューオーリンズ・ペリカンズとのトレードでジェームズ・ジョンソン、ウェスリー・イワンドゥ、今年のドラフト2巡目指名権を放出し、ニコロ・メッリとJJ・レディックを獲得。
ベテランシューターのレディックこそ、かかとのケガのためまだマブスデビューできていないものの、メッリはフロントコートに厚みをもたらしている。
このチームの中心はもちろん、2年連続でオールスターのスターターに選ばれたドンチッチだ。今季もここまで平均28.5得点8.2リバウンド8.7アシストと平均トリプルダブル級の成績を残してマブスをけん引。
ロースターにはオールスター選出経験を持つクリスタプス・ポルジンギスやティム・ハーダウェイJr.、ジョシュ・リチャードソン、ドリアン・フィニー・スミス、マキシ・クリーバーといった選手たちがいるのだが、今季のトレードデッドラインでマブスが複数のオファーを受け取った選手はジェイレン・ブランソンだったという。
『ESPN』のブライアン・ウィンドホーストは自身のポッドキャストの番組内で「マーベリックスのトレードデッドラインにまつわる話を聞いたんだが、ジェイレン・ブランソンについていくつかオファーがあったようだ。で、あのチームは当然、ルカがアンタッチャブルなんだけど、ジェイレンもそれに次いでアンタッチャブルに近いようだ。彼はあのチームのコアメンバーとみなされているのさ」と話していた。
ブランソンはドンチッチと共にキャリア3年目をプレーするガード。185センチ86キロの24歳は、今季ここまで平均25.5分13.1得点3.5リバウンド3.3アシストにフィールドゴール54.1パーセント、3ポイント40.4パーセントと高精度なショットで活躍を続けている。
マブスがシーズン終盤戦ならびにプレーオフで白星を手にするためには、ドンチッチの八面六臂の活躍はもちろん、ブランソンの貢献も不可欠と言えるだろう。
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