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NBAの2020-21レギュラーシーズンは、前例にないほどのタイトなスケジュールで行なわれた。昨季は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で3月中旬に前代未聞の中断へと踏み切り、その後7月末から第二幕としてフロリダ州オーランドにてシーディングゲーム(順位決定戦)とプレーオフを開催。
昨年10月中旬にシーズンを終えると、今季開幕が今年1月になるという報道もあったのだが、今年7月から開催される東京オリンピックに間に合うよう、昨年12月23日(現地時間22日、日付は以下同)に開幕し、通常の82試合から72試合の短縮日程で行なわれた。
シーズン前半には新型コロナの検査結果で陽性反応が出る選手たちがおり、さらには濃厚接触の追跡などで選手たちが安全衛生プロトコル入りして試合に出場できず、延期になるケースもあったが、全30チームが72試合を戦い、5月17日に全日程を終えた。
だが試合の延期などもあって過密日程になってしまったこと、そしてスター選手たちのケガによる欠場が多かったのも事実。『The New York Times』によると、今年オールスターゲームに選ばれた計27選手(各カンファレンス12名、代替選手3名)は平均して13.7試合を欠場。72試合のうち実に19.0パーセントというのはリーグの歴史上最も多い数値に。
なかには新型コロナに感染あるいは安全衛生プロトコル入りで欠場した選手たちもいるのだが、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス(共にロサンゼルス・レイカーズ)、ジェームズ・ハーデンとケビン・デュラント(共にブルックリン・ネッツ)、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)はケガのため数週間の欠場を余儀なくされた。
プレーオフに入ってからも、マイク・コンリー(ジャズ)やデイビスらがケガに見舞われて欠場するという事態に陥っている。
来季は従来どおり、10月中旬の開幕予定なのだが、今夏には東京オリンピックが開催されるため、アメリカをはじめとする各国ならびに地域の代表チームに参戦する選手たちのコンディショニングは来季開幕に向けて懸念事項となりそうだ。
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