2021.11.10
2月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ対ユタ・ジャズによる一戦は、ジャズが第2、3クォーターで66-41と突っ走り、最終スコア114-89の大差で快勝した。
ジャズはルディ・ゴベアとジョーダン・クラークソンの18得点を筆頭に、計6選手が2ケタ得点をマーク。チーム全体で3ポイント45.8パーセント(22/48)を沈めるなど好調で、約44分間に渡ってリードを保ち、リーグトップの座をキープ。
一方のレイカーズは、レブロン・ジェームズが19得点、モントレズ・ハレルが16得点6リバウンド、マーキーフ・モリスが12得点9リバウンドを残すも、2ケタ得点はこの3選手のみで、今季最少得点に終わった。
アンソニー・デイビス(右アキレス腱炎と右ふくらはぎの痛み)、デニス・シュルーダー(新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル)という2人のスターターを欠いたレイカーズはこれで4連敗。
レブロンは「俺たちにとってはタフな期間」と口にするも、パニックモードになることはなく、「この結果が残りのシーズンを定義するものじゃない。(これから先も)長い時間を要するものなんだ。それは確かなこと」と語り、長い目で今後を見据えていた。
25日終了時点で、レイカーズはウェスタン・カンファレンス3位の22勝11敗。1位のジャズ(26勝6敗)とは4.5ゲーム離れているものの、レギュラーシーズンは折り返し地点に近づいた段階であり、オールスターブレイクを挟んで3月11日からシーズン後半戦、そして5月23日から約2か月間に及ぶ長丁場のプレーオフが行なわれるため、この試合でシーズンの行方を決定づけるのはどう見ても時期尚早。
ジャズ戦でシーズンハイの得点とリバウンドをマークしたモリスは「早い段階で、俺たちは多くのタレント、たくさんのロールプレーヤーたちの力で勝利してきた。でも今はAD(デイビスの愛称)をはじめ、何人かの選手が離脱して、複数の選手たちが通常とは異なる役割をこなしている」と現状について切り出し、さらにこう続けた。
「これは俺たち全員にとって新たなことなんだ。でもそれを必要としていた。なぜならケガは誰にも予想できないことであり、プレーオフでどうなるかも分からない。俺たちは、自分たちが本当はどんなチームなのかを再確認するというチャレンジングタイムを必要としているのさ」。
昨季レイカーズで自身初のNBAチャンピオンとなったモリスは「俺たちはジャズと戦い、今夜は相手が俺たちを倒した。でもプレーオフでは違うことになる」とリベンジを誓っていた。
レイカーズ対ジャズ戦は、4月18日と20日にも組まれているのだが、両チームがこのままウェスト上位の戦績をキープすれば、プレーオフのカンファレンス・セミファイナルまたはカンファレンス・ファイナルで激突する可能性があるだけに、レイカーズが次戦でどんな戦いを仕掛けていくのか、注目していきたいところだ。
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