2020.08.11
2月22日(現地時間21日、日付は以下同)にデトロイト・ピストンズを解雇され、24日にロサンゼルス・レイカーズへ加入したマーキーフ・モリスは、ここまで2試合に出場して平均17.0分6.0得点2.5リバウンド。
ピストンズで残していた成績(平均22.5分11.0得点3.9リバウンド1.6アシスト)と比較すると明らかにダウンしているものの、2試合目となった28日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では、2本の3ポイント全てを成功させて計8得点に4リバウンド1アシストと、まずまずのパフォーマンスで勝利に貢献。
「最高のチームであり、すばらしい雰囲気。この数日間、俺はここに来てから楽しんでると言わざるをえないね」と、レイカーズ入りしたモリスは興奮を隠せない状況だと『Spectrum SportsNet』へ語っていた。
203センチ111キロという屈強な体格を誇るモリスは、インスタントスコアラーとしてレイカーズの選手層を厚くしたことは間違いない。その一方で、今季精彩を欠いているカイル・クーズマにとって、プレータイムがさらに減る可能性を秘めている。
キャリア3年目のクーズマは、アンソニー・デイビス加入によって主にベンチスタートとなり、ここまで48試合(うち先発は6試合)に出場して、いずれも自己ワーストとなる平均24.5分12.6得点4.3リバウンド1.3アシスト。フィールドゴール成功率43.5パーセントもキャリアワーストとなっている。
もっとも、モリスは24歳のクーズマに対して「彼はスペシャルな選手になるさ」と切り出し、「クーズは今若いけど、すでに数多くのことを心得ている。3年目だけど、まるで8、9年目の選手のようにプレーしているよ。まだいくつか学ばなきゃいけないけど、間違いなく俺は彼の将来を楽しみにしてる」と続けた。
#KuzControl off the bounce 😤 pic.twitter.com/5zsRnExgKt
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 28, 2020
レブロン・ジェームズ、デイビスという両輪に、優勝経験を持つベテランも複数在籍するレイカーズは、29日終了時点でウェスタン・カンファレンス首位の45勝12敗。現在は7連勝中で、2位タイのデンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズとは6.0ゲーム差をつけており、ウェストトップでプレーオフへ進出することが濃厚。
チャンピオンシップ獲得を今季のゴールとしているレイカーズは、プレーオフでも勝利を最優先に戦っていくことになる。その中で、初のプレーオフを迎えるクーズマよりも、24試合の出場経験を誇るモリスが多くのプレータイムを得るかもしれない。
それでも、キャリアが浅い中で優勝候補の主力の1人としてプレーすることは、クーズマにとって貴重な経験となるに違いない。
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