2021.09.03
ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーは今夏NBA史上初の快挙を達成。自身2度目となる総額2億ドル(約218億円)超えの超巨額契約を手にした。
キャリア12シーズン目となった昨季、カリーはキャリアハイとなる平均32.0得点に加えて5.5リバウンド5.8アシスト1.2スティールをマーク。チームはプレーイン・ゲームで2連敗を喫したことでプレーオフ進出を逃がすも、カリーはオールNBAファーストチーム入りし、MVP投票でも3位に入る充実したシーズンを送った。
33歳と、ベテランの域に達しているカリーは、今後も長く現役としてプレーしたい思いが強く、そのためのコツを学ぶうえでNFL(プロフットボール)界のスーパースター、トム・ブレイディ以上に助言をもらううえでふさわしい人物はいないと考えていたという。
現在、タンパ・ベイ・バッカニアーズでプレーする44歳のクォーターバックは、7度のスーパーボウル制覇をはじめ、数々の偉業を成し遂げており、今もなお現役でプレーするレジェンド。
8月26日(現地時間25日、日付は以下同)に『NBC Sports Bay Area』へ掲載された記事の中で、カリーは「もちろん、彼とは実際に話したんだ。個人的に、このことについてね。彼は今の僕と同じくらいの時に考えていたことや、彼のよりどころや経験についてもいくつか話してくれた」と明かし、さらにこう続けていた。
「でも彼が言ってくれたのは、30代前半、30代中盤、30代後半と、いつだってその瞬間を生きるということだった。『僕にはまだ、あと2年間あるんだと考えている。そこで自分にできることを維持して、フィジカル面を保ち、メンタル面もシャープに、可能な限り全てをこなしていくんだ』と言ってくれた」。
44歳ながら一線級で活躍するブレイディは「もし僕ができなくなったら…、もし僕がチャンピオンシップレベルのクォーターバックでいられなくなったら、その時にはもうプレーしないだろう。でも王座を勝ち取れると感じたらプレーしていく」と自身の美学について明かしている。
33歳にして将来の殿堂入りが確実視されているカリー。今季は3シーズンぶりに相棒クレイ・トンプソンとリーグ史上最高級のシュート力を誇るバックコートコンビを組むことが期待されており、自身4度目のチャンピオンシップ獲得がゴールとなる。
誰もがリーグの超一線級で活躍するスーパースターのプレーを長い間見ていたいと思うだけに、カリーにはブレイディから得た助言を胸にしまい、今後もリーグを席巻し続けてほしいところだ。
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