2021.08.27
2020-21シーズン、ゴールデンステイト・ウォリアーズはレギュラーシーズンで39勝33敗の戦績を残し、ウェスタン・カンファレンスの9位にランクイン。プレーオフ進出をかけたプレーイン・トーナメントではロサンゼルス・レイカーズとメンフィス・グリズリーズと対戦したが、いずれも敗北し、プレーオフへの望みは途絶えた。
2015年から2019年の間に5年連続でNBAファイナルに進出し、その間に2連覇を含む3回の優勝を果たしたウォリアーズ。かつては栄華を極めたものの、直近2シーズンはプレーオフから遠ざかり、またクレイ・トンプソンが2019年の左膝前十字靭帯断裂に続いて2020年に右アキレス腱断裂という大ケガを負うなど、厳しい2年を経験した。
だが来シーズンこそ王朝を復活させようと、フランチャイズプレーヤーであるステフィン・カリーは静かに闘争心を駆り立てている。『ESPN』によれば、ウォリアーズに全体7位指名されたジョナサン・クミンガと、14位指名されたモーゼス・ムーディーがプレーするサマーリーグにカリーは足を運び、その際に来季について以下のようなコメントを残したそうだ。
「ドラフトでは2人の選手が新たに加入したし、願わくばクレイにはできるかぎり早く戻ってきて欲しい。自分たちは今でも競争力の高いチームであると、自信を持って言える。ただコートに立ったらそれを証明しなければならないのは明白だ。これがまさしく今抱いている気持ちだけれど、今はまだこの闘志を抑えないといけないね」
このオフシーズンでウォリアーズは才能あふれるルーキープレーヤーを獲得しただけでなく、オットー・ポーターJr.や王朝時代を支えたアンドレ・イグダーラと契約するなど、着々と補強を行ってきた。果たして来季のウォリアーズが西の強豪としてトップへと浮上するか注目していきたい。
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