1時間前

流れを変えた“試合中断”…宇都宮・遠藤祐亮は複雑な心境吐露も「あそこから切り替えられた」

18日、新北戦に出場した宇都宮の遠藤[写真]=EASL
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■「ブレックスらしく」

 3月18日、タップ・サック・マルチスポーツ・パビリオンで「EASL FINALS MACAU 2026」準々決勝が行われ、宇都宮ブレックスが85-64で新北キングスに勝利。第1クォーターこそ不安定な戦いだったが、第2クォーター以降は危なげない試合運びを披露した。

 勝負を分けた第2クォーターでは、ベンチメンバーの活躍も光り、守備強度を上げて立て直した。中でも遠藤祐亮はチームを勢いづける貴重な3ポイントを2本成功。試合全体を通して19分57秒のプレータイム、流れを手繰り寄せる6得点、4アシスト、プラスマイナス+18を記録した。

 遠藤はグループステージでも3ポイント成功率46.7パーセント(7/15本)と精度高く長距離砲を射抜いており、「最近シュートタッチは結構良くて」と上々の感触を口にする。「やっぱり海外のチームって結構ボールに寄ってくるイメージがあって。いいスペーシングを取っていれば、いい形でワイドオープンのスリーとか、自分たちのやりたいことがしっかりできる。自信を持って(シュートを)打てたからこそ、インサイドも空いたし、アウトサイドも空いたし。ブレックスらしく進めたかなと思います」と頷いた。

■「同じ選手として考えるとやっぱりキツい」

 試合のターニングポイントとなったのが、第2クォーター開始1分でのアクシデントだった。イラン代表としても活躍する相手主軸のモハマドシナ・バヘディが右ひざを負傷。地力で立ち上がることができず、約6分もの間、試合が中断した。

[写真]=バスケットボールキング


 一方、この時点で13点ビハインドだった宇都宮は、時計が止まっている間にハドルを組み、その後の立て直しに成功。遠藤は「あそこで変えないとズルズルいって追いつけないな、というのもあったので」と振り返りつつ、「万全の体制で戦いたかったなというのは正直ありますけど、自分たちはあそこから切り替えられたなと思います」と、複雑な思いも明かした。

「本当に同じ選手として、こういう勝負のかかった試合で、ああいうケガというのは…。しかも調子がめちゃめちゃ良かった選手がそうなってしまった。自分に置き換えたらという思いがあって。味方じゃないので(バヘディとの)関係性とかはないですけど、同じ選手として考えるとやっぱりキツいというか。本人が一番悔しそうな表情もしていましたし」

 バヘディが車椅子で運び出される際には、自然発生的に激励する拍手が場内で起こり、宇都宮の選手たちも手を叩いていた。

■「我慢比べの展開に」

 そんなアクシデントもありながら、チームとしては初のEASL制覇へ向けて一歩前進。準決勝では1日遅れでマカオ入りした琉球ゴールデンキングスと対戦する。

 遠藤は「Bリーグでもまだ今シーズン戦っていないというのは結構大きいですけど、どっちがディフェンスを頑張れるのか我慢比べの展開になるんじゃないか」と、日本勢対決を展望。「相手は初戦、そこは自分たちが1ゲーム戦っているというのを武器に頑張りたいなと思います」と力を込めた。

 準決勝の第1試合は日本時間20日19時にティップオフ予定。同日に行われる第2試合では、アルバルク東京と桃園パウイアンパイロッツが対戦する。

■「EASL FINALS MACAU 2026」準決勝の日程

・3月20日19時00分開始
琉球ゴールデンキングス宇都宮ブレックス

・3月20日21時30分開始
アルバルク東京 - 桃園パウイアンパイロッツ

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